奥さんに推しがいると面白くない?
我が家は結構なんでもオープンに話す感じ。
思春期真っ盛りの娘達も
パパを毛嫌いすることなくここまで育ってくれた。
どちらかというと思春期の頃の私が
母よりも父との方が趣味が合ったりして仲が良かったので、
家族の今のこの感じは理想としていたところだった。
さて、私は昔からお笑いが大好きで、
ジャニーズをはじめアイドルグループも大好きで、
いわゆるトレンディ俳優と呼ばれる俳優さんも好きだった。
父と観ていたプロ野球や全日本バレーの選手の中にも
常に推しがいた。
ここで推しの話をし始めるとかなり長くなるので
(←夫曰く好きっぷりがすごい)、また追追書くとして。
夫と結婚して10年目くらいの春。突然推しができた。
某アイドルグループに久々にどハマりしてしまったのだ。
最初はYouTubeで眺めているだけでよかった。
でも、やっぱり生で見てみたい。コンサートに行きたい。
夫に黙ってこっそりファンクラブに入会した。
当時やっていた某ブログサイトでお友達もできた。
推しがいる日々は毎日すごくすごく楽しかった。
そして、夫に内緒で初コンサートに参戦した。
いや、してしまった。
してしまったという表現に言い換えたのは、
すごくすごく楽しかったけど、
すごくすごく後ろめたい思いが残ってしまったから。
これではいけない。と思い、
次の年はコンサートに行くことをしっかり伝えた。
夫はすごく怪訝な顔をして「本気で言ってるの?」と言った。
そこから丸一日口をきいてもらえなかった。
ショックだった。楽しんでこいよって言ってほしかったのに。
なんだろう?私は悪いことしてないよ?
全国各地に飛ぶ訳じゃないし、家をあける訳でもない。
いつもはすぐ折れる私もこの件に関しては折れなかった。
結局は嫌な顔をしつつも送り出してくれたけど。
だったら、最初から快くいいよって言ってくれればいいのに。
コンサートがある時期は毎年そんな感じだった。
結局6年が経ちメンバーの不祥事
(…というか、完全に許せないことをあるメンバーがした)
をきっかけに、急に熱が冷め呆気なくジャニ活は幕を閉じた。夫はやっと足を洗ったか!
と諸手を挙げて喜んでいたけれど…。
私は私で(勝手に)傷ついていた。
そのメンバーは
グループのことを常に一番に考えてくれていると
ずっと思っていたから。だから、ショックで。
いい歳をした大人が結構落ち込んでしまっていた。
そんな時、またまたお笑い熱が再燃した。
2017年のM-1グランプリ。
毎年楽しみにしていて、録画して繰り返し観ていた。
漫才を見ていると楽しくて、楽しくて。
何回も繰り返し見るうちに、
ある漫才師さんに注目するようになっていた。
和牛さんだ。
ずっと繰り返し観ていたはずなのに、ある日ふと気がついた。
和牛さんのことを知らなかった訳じゃない。でも。
このおふたりはなんて品がよくてスマートなんだろう。
めっちゃ面白いし!
ザ・漫才師というその姿にもすごく惹かれた。
何度も言うが、
何回も何回も繰り返し観ていたはずなのに、
その日にふと気づいたのである。
もうそこからは、和牛さん。和牛さん。の日々。
久々に推しがいる生活はなんとも輝かしくて
(大げさ?いや、ちがう。本心だ。)
日々頑張れるというか、
楽しみができて、本当になんでも頑張れちゃう感じ。
最初はYouTubeで眺めているだけでよかった。
でも、やっぱり生で見てみたい。劇場に行ってみたい。
…出ました、デジャブ(笑)
どハマりしています。和牛さんに。
住んでるこの地が
大阪も東京もすぐに行ける場所じゃなくてよかった。
絶対足を運んでしまう。大好きだから生の漫才が観たい。
でも、仕事も生活もある。
私のことだから、
仕事が休めたら絶対に頻繁に劇場に行っていただろう。
それくらい和牛さんは魅力のある漫才師さんなのだから。
たまに近くにツアーで来てもらえるこの地で本当によかった。
でも、やっぱり夫は面白くないらしい。
妻に推しができると旦那さんはイヤなものですか?
旦那さんに行ってこい!行ってこい!って
快くコンサートとかに送り出してもらえてる
友人達が羨ましくてたまらない。
これって…
贅沢な悩みなのだろうか…