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アイズオンユーを見て
最初から最後まで引き込まれた。おもしろかった。このおもしろいは笑うとかのおもしろいじゃない。映画的に引き込まれたのおもしろいだ。実話と知って、おもしろいと言っていいのか迷ったが、考えさせられたし、引き込まれたし、映像はきれいだし、映画的にはとてもおもしろかった。
元はアメリカで起きたレイプ、殺人事件だった。ただこの映画、引っかかるところがあった。犯人がレイプ後、泣くシーンが描かれてるんだ。この犯人はどこか悲しい雰囲気が漂ってる。多分実際もそうだったんだろう。あくまで、これは私の考察だが、この犯人は特殊な性癖だったんじゃないかと思う。殺人の手口はいつも首を絞めて殺してる(映画内で)。それを見て興奮するとか、そのターゲットにする女性も自信がなさげな人というのも条件に入ってるんだと思う。性癖だから、本人は止められないんだと思う。だから、やってしまった後にまた後悔して泣くシーンがあったんじゃないかと思った。
「正欲」という映画を見てから性癖について考えるようになった。多分、見る前だったら、なんでこんなことするんだ?なんで泣くんだ?と訳がわからなかったと思う。今だって、全てを理解してるわけではないが、他の視点からも考えられるようになったなと思う。
だが、自分の性癖によって、他人を傷つけることはやはり、許されることではないと思う。でも、そしたら、そんな人たちはどうやったら幸せになることができるんだろうと考えてしまう。