精神性など午睡の夢

 実家に帰ってきてから、生活の心配しなくて良いの楽だな〜って気持ちと、本当にお母さんがしんどい気持ちが拮抗してたんだけど、とうとうしんどさが勝った。私、なんで、こんな思いしてまで地元に帰ってきたの。
 元々帰る気はなかった。前住んでた家が2年契約だから更新せずにどこかへ引っ越そうかなくらいに思ってた。1回帰省した時に、「お金に困ってるならいつでも帰ってきなよ」と言うので、雪が降る前に帰ろっかな〜とか話してた。帰ろっかな、と言ったものの本当に帰る気はなかった。でも、自分の家に帰ってしばらくして、母から連絡が来た。
「引越しの手伝いしに行くね。フェリー予約するね。」
本当に、実家に帰ることになるなんて。
 今日は、些細なことでお母さんがヒステリーを起こした。普通に話してただけなのに、お母さんの声色が徐々に変わって、普通の話し声が1秒後にいきなり甲高い怒鳴り声に変わったときの恐怖を感じたことはある?本当に、その瞬間になんか、折れちゃった。心が。お母さんにとって、私って生きてるだけで迷惑な穀潰しのダメな娘なのかな。いやそうなんだろうな。私なんて、生まれて来なければお母さんがこんなに怒ることもなかったのに。死にたい。お母さんに言われた。早く出ていけ、お前の世話をしてもお母さんには何の得もない、って。あなたに連れ戻されたようなものなのにね。それでまた出ていったら、お母さんのせいで出ていった、お母さんが死ねばいいんだ、って癇癪起こして大泣きするんでしょ?もううんざりだよ…本当に、泣きたいのは、死にたいのはこっちなのに。
 こんな夜に寂しさを紛らわせる相手もいないし、駅前のしょぼいイルミネーションが高校生の無邪気な笑顔を照らしていて、私、ここで死ぬのかと思っちゃった。心がグチャグチャだよ。みんなはいいな、いいな、ひとりじゃないの、いいな、いいな。私は、もうどこにも居場所もないしもう誰もいないし、だからもう14も上の人だっていいから縋りたくなっちゃうんだよ。絶対後悔するのにね。あぁ、死にたいな。
 悲しい。誰かに名前をつけてもらって、海までトコトコ後ろをついていきたい。海に入っても抱き上げてくれる人が、いたらいいのに。
 車を買ったお金を親に返したら。貯金がまた100万超えたら。そしたら、また、どこかへ引っ越そう。きっと同じことの繰り返しになるんだろうな。もう、こんな意味のわからない職歴の人間を取ってくれるまともな企業もあると思えないけど。もう何もできないけど、親元にいるよりはマシだと思う。1人の時とは違う病み方で自分を傷つけてる。現実逃避願望の強さのあまり、肉体はここにありながら心だけがレールの上を汽車となって走り回っている感覚だ。まぁ、私が嫌いなこの場所だって地続きなんだけどね。ハァ
 誰か殺してください


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