中学生が40日間でベンチャー企業のCFOを目指す 5日目「Exitって結局なんのこと?」
こんにちは、もひもひです。
今日のテーマはexit。
・カッコよく言ってるけど、結果exitってなんなの?
・うまくいけばIPOするにしても、うまくいかなかったベンチャーってどうなるの?
あたりを紐解いていきます。
参考文献は、以下の主に第5章の内容。
◾️読んで知ったこと
・exitとは、創業者・投資家が株式売却で利益を得て、投資資金を回収すること。
・IPOは年間100社弱しかない、極めて狭き門。上場する最低3年前(n-3期)から、いろんな準備が必要。
経営企画では経営計画の数字、経理では会計方針や開示機能、人事総務だと各種規定の整備、内部監査だと体制整備など。CFOはこのへん段取るよ。
・M&Aは、仲介者(アドバイザリーなど)を挟みながら、以下のステップがあるよ。
1.ソーシング 仲介者が売り手企業を、社名を伏せてリスト化(ノンネームシート)。また買い手企業もリスト化(ロングリスト、絞るとショートリスト)。
2.マッチング NDA(秘密保持契約書)結ぶのはココが多い。
3.独占交渉 まずは法的拘束力のないLOI(意向表明書)を結び、話が進めばMOU(基本合意書)、譲渡契約書を結ぶよ。
4.クロージング
・企業価値の評価の仕方
対象が上場企業であれば、決算データは開示されてるし事業も安定しているので、将来の見込み収益を現在価値に割り戻した(=DCF法)、インカムアプローチが主流。
ただ非上場だと、コストアプローチ(時価純資産法で資産を足しただけ)、マーケットアプローチ(類似会社を比較した「マルチプル法」)などがあるよ。
・うまくいかなかったとき
事業再生には以下のパターンがある。
1.精算型
破産(裁判所が選任した破産管財人が残余財産を処分して債権者でシェア)、特別精算(破産に似てるが、債権者の一定数以上の同意が必要)など。任意整理(裁判所を挟まずに債権者と合意)は難しいが、債権者が限定されており納得させられるならありかも。
2.再建型
会社更生(国が認めた大企業だけ。経営者が経営権を失う代わりに、担保権者が担保権を実行できないなど強力)、民事再生、特定調停、任意整理など。
3.その他
事業再生ADR(第三者機関が間に入り整理)
ということで、サラッと言ってしまいましたが青い本はここまで。
明日からはこちらの本に取り組みます!
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