May'n 1989
今日のコピペ
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706 愛と死の名無しさん [sage] 2009/08/22(土) 00:22:40 ID: Be:
私の結婚式の話。
父母のいない私は、姉だけが唯一の家族。
しかしクールな性格の姉は、結婚式に関しても「あんたたちの賄える範囲内で好きにしなさい」と淡々としていて、
そんなに興味はないんだろうなーと思ってた。
当日、親族控室に行ってみると、顔をパンパンに貼らした姉がいた。前日から涙が止まらず、化粧もできなかったらしい。
ドレスを着た私を見たとたん「こぉぉぉおんなにきれいになってうごぉえええぇええ~」とうめき声をあげて号泣。
親戚がなぐさめようとするものの「うぐ、うごごごごg」と泣き続けて止まらない。
そんな姉にお姑さんが感激してしまい「絶対に、絶対に幸せにしますからぁぁぁぁ」と抱き合ってつられ泣き。
事情の知らない旦那方の親戚にも、伯父が
「学生のうちに両親が亡くなり、お姉さんが花嫁ちゃんを一人で育てたんです。
その苦労はいかばかりか……!」
と事情を話し、親戚一同もらい泣き。
その後、式でも披露宴でも姉は泣き続け、ビデオをみると、「うぐ、うううごぉおおおごご」とうめき声が必ず入っている。
披露宴に呼んだ友達にも「お姉さんすごかったね!」と必ず言われる。
姉の姿に貰い泣きした人も多くて、「情が薄い子だ」と思われていた姉は、
「苦労して自分を押し殺し、妹を育てたけなげな子」という評価に変わった。
本人は「いや、あの時はちょっとおかしかった」と照れていた。
そして、姉の泣く姿にドン引きして涙を一滴も見せなかった私の評価は「冷たい子」に変わった。
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今日の一曲
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