![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/171334885/rectangle_large_type_2_fd57fffa85ab94cee7c22349bf600978.png?width=1200)
#02京都ライター塾レポート:他者とのすり合わせで自分を見つめる
2025年1月からスタートした江角悠子さん主催の「京都ライター塾」。
前回に引き続き、第2回講義の内容をレポートしていきます。
▼京都ライター塾の詳細はこちら
▼前回のレポート
前回の振り返り
まず講義に入る前に、第1回講義のレポートを作成してどうだったかを振り返った。
私自身の振り返りとしては、以下の3つ。
「読者のために書く」ことがまだまだ出来ていない
レポートを書き上げるのに時間がかかってしまった(今回は3日間)
時間管理をして書く時間を確保する
この3つは今後の自分の課題として、一つずつ解消できるよう試行錯誤を続けていく。
講義#2:自分の強みを知る|ワーク
![](https://assets.st-note.com/img/1737641304-GozcuU421gIprhWiFCB893OH.jpg?width=1200)
京都ライター塾は、講義回とワーク回が交互に行われるカリキュラムになっていて、隔週で『人生企画ノート(※)』を使い、自分を深掘りするためのワークに取り組む。
(※)『人生企画ノート』については、第1回目のレポート記事を参照。
第2回講義は「自分の強みを知る」をテーマにした、ペアワーク中心の回。
まず、ペアワークを始める前に、江角さんより心構えの説明があった。
人との会話のすべてはインタビューである
疑問に思ったことは相手へ質問する
共感できる点・できない点を見つける
相手の話を聞くなかで、自分が反応したことを大切にする。
疑問に思ったこと、共感できる・できない点に気づくと、それは自分を知る種になる。
江角さんのこの話を聞いて、大きく勘違いしていたな、と気付いた。
それは、自分と向き合うのは、自分一人ではできないということ!
もくもくと『人生企画ノート』で問いかけられる設問(例えば、なぜ書けるようになりたいか?など)を考えていけば、自分のことが見えてくると思ったら大間違い。
江角さんいわく「人生企画ノートはシェアするもの」。
本当に自分を見つめるには、他者とのすり合わせの中でしか見えてこないのだ。
いざ、60分間のペアワークへ!
ここからは60分間のペアワークへ移行。
ペアになった相手とブレイクアウトルームに移動し、事前課題として出されていた『人生企画ノート』の以下の4つの項目についてシェアしていく。
1.書けるようになりたい理由(または、書けるようになってやりたいこと)
2.種を見つける 時間も、お金も、才能もあるなら、何がしたいか?
3.どんな人に憧れる?
4.怒りとイライラから見えてくる、強みのヒント
ペアワークが始まる前は、とにかく「60分」という数字に圧倒されていて、ほぼ初対面の人と「そんなに長い時間話せるんだろうか…」とやきもきしていた。しかし、いざペアワークに取り組んでみると、とても60分では足りない!と感じるほど充実した時間を過ごすことができた。
今回ペアワークのお相手になったのは「みちよさん」。
アロマテラピーとマクロビオティックの講師をされていて、教室も運営されている方だ。
穏やかな雰囲気で、とてもお話ししやすい方だった。
思いの蓋
まず私から、書けるようになりたい理由として、
好きなこと・得意だと思う「書くこと」を職業にしたい
書いてお金を稼げるようになりたい
書けることで、仕事の幅を広げたい
の3つを発表した。
すると、みちよさんから「シンプルでよくまとまっているけど、なんだか自分の思いにフタをしてしまっている気がする」と言われてしまい、ドキッとした。
というのも、これまでの人生のなかで、たびたび人から指摘されてきた言葉だったからだ。
もっと自分を出していかなきゃ!
なんだか壁を感じるんだよね
などなど。
そう言われるたびに、責められているような気がして、うまく向き合うことができなかった。
それが、自分にとって大切にしていた「書く」ことにまで及んでいたなんて…。その事実に気付いて、大ショックだった。
実際、先ほど挙げた、書けるようになりたい理由に嘘ないけど、どこかしっくりきていない気持ちがあった。
ただ、みちよさんは、自分の思いに蓋をしていることについて、すごく共感を示してくれた。
みちよさんが発表された回答が、自分の心や体からの感覚をつぶさに拾って、大切にされているような内容だったので、その感想を伝えたうえで、
「自分の思いの蓋を外すのって勇気が入りませんか?どうやってされているんですか?」
と思いきって質問してみた。
すると
「私も自分の思いに蓋をしていたから、ゆっくりと解放しているの」
と答えてくださった。
そうか、ゆっくりでいいんだ。
解放する=一気に全開にする、そんなイメージを持っていた私にとっては、肩の力がふっと抜ける思いだった。
自分の思いに蓋をしているということは、裏を返せば、まだまだ可能性があるということだ。
「思いに蓋をしている」のは、ダメなことだと思い込んでいたけど、実はこれこそが強みなのかもしれない。
まずは、自分自身が持つ可能性を信じることで、ものごとの見え方が変わってくると思う。
今回のペアワークを通して、大きなヒントをもらうことができた。
本当に自分を見つめるには、他者とのすり合わせの中でしか見えてこない。まさに、そのことを体感できた時間だった。
「書いて、しあわせになる」ための試行錯誤はまだまだ続く。
次回以降の講義も、一つ一つ受け止めながら、取り組んでいきたい。