見出し画像

レーゲンスブルクのDOM(大聖堂)と、世界的に有名な美しい歌声の少年少女合唱団Domspatzen(大聖堂のすずめたち)

今日はいつもより少しまじめな内容です。

ここレーゲンスブルクは、日本人にはあまり知られていないですが、世界遺産の街です。なぜかというと・・・第二次世界大戦で、戦火を免れた数少ない街の一つで、1200年前後とか、いわゆる中世の町並みがそのまま残されているからです。あれもこれも史跡だそうです。そのど真ん中に語学学校と寮があり、今僕がこの記事を書いているわけです。

さて、遠くからでもわかる、ひと際高い建物があります。

おっさんの後ろに高いものが見えますね。おっさんは僕のことです。ちなみに、この橋も相当な史跡らしいです。

この建物は、いわゆる大聖堂(DOM)です。ドイツではKölnケルン大聖堂があまりに有名ですが、ここレーゲンスブルクの大聖堂もすごいです。高さは105mで、ケルン大聖堂に次いで2番目に高いです。1200年代から工事がはじまり、約600年にわたって作られてきた、ゴシック様式(?)の象徴的な細工が施されている、慎ましく厳かでも美しい大聖堂です。

写真じゃ伝わらないけど、圧倒されます。

この大聖堂でには、レーゲンスブルク少年少女合唱団 Domspatzen(ドムシュパッツェン)が歌うミサがあります。彼らは900年以上の伝統を誇る、世界的にも有名な聖歌隊なようです。ミサは基本的に毎週日曜日朝10時からです。今日は、そのミサに参加してきました。

始まる直前。いつもは暗いDomですが、祭壇が照らされていました。
照明が尽きました。
後ろにいる彼らがDomspatzen

写真はとってもいいのですが、やはり神聖な場にパシャパシャとスマホで写真をとっているのは、どうも憚れるので控えました。人目という意味ではなく、神様に失礼だな、という意味です。までも、動画もとらせてはいただいております。

僕はカトリックを信仰しているわけではないですが、このミサでは素晴らしいものを感じました。人々が長い歴史の中でつないできた一連の所作、建築、そして歴史と人の心が支えてきた宗教的神秘さ、それに素晴らしい歌声が相まって、素晴らしい時間と空間を作っていました。

また、これが、観光としてではく、日常で行われいているからこそ美しいと感じます。そう、今日はミサです。まず8・9割は観光客じゃなく、カトリックのミサとして参加していました。

当たり前ですが、Domspatzenの歌は素晴らしかったです。ですが、毎週のミサだからでしょうかね、歌声が全力ではないのがよくわかりました。6割ぐらいでしょうかね。彼らはもっと歌えるはずです。小学校の先生をやっていたからわかるし、だからこそ彼らの前に立って奮い立たせたくもなりました(無理ですけど)。

どうやらコンサートも定期的に開催されているようです。こちらはチケットも購入せねばなりません。彼らの奏でる本気の美しい歌声、一度は聞いてみたいです。

ちゃんとこういうものの意味も分かるようになります。ドイツ語でミサも歌もわかりたい。ドイツ語頑張ろう。

いいなと思ったら応援しよう!