架空コント「デスゲーム会場」
明転、AB共に板付
Aの衣装:髑髏仮面に黒マント
Bの衣装:スーツ(不動産屋風)
セット:不動産屋みたいな感じ
(入店音)
A「あのーすみません、13:00から予約を入れていたものなんですけど…」
B「はい、お電話で予約頂いておりました狂乱の貴公子様ですね。お待ちしておりました。本日デスゲーム会場の予約とのことですが、弊社をご利用されるのは初めてでお間違いないでしょうか?」
A「そうですね、初めてです」
B「デスゲーム自体を主催されるのも…」
A「いえデスゲーム自体は今回で3回目ですね」
B「それは大変失礼致しました。ちなみになんですが、今まではどういった会場で開催されてきましたか?」
A「今までは区の体育館とかで開催してきたんですけど、今回は3回目なので規模を大きくしたくて会場をお借りしようかなと思いまして。」
B「ありがとうございます。一緒にいいデスゲームを作り上げていきましょう。それではいくつかヒアリングさせて頂きますが、まず被害者数と生存者数は何人規模でお考えですか?」
A「そうですねぇ、大体15人ぐらいに参加してもらって脱出できるのは1人かなぁ」
B「14人は脱落と…期間はどれぐらいでしょうか」
A「一週間程度で考えています。」
B「なるほど…あとはやらしい話なのですが、ご予算はどれぐらいでお考えでしょうか?」
A「そうだなぁ…300万円ぐらいでお願いします。」
B「かしこまりました。そちらの条件ですと、おすすめはこちらの洋館Aか廃校舎になります。それか少しお値段は張るのですが無人島というのも可能です」
A「それでしたら洋館でお願いします」
B「洋館Aですね、承知しました。ではこちらを7日間抑えておきますね」
B「つづいてオプションなのですが、こちらの洋館Aには無料で「参加者の人数分の手錠」とがついてまいります。あとは参加者一名あたり+5,000円で「首輪爆弾の貸し出し」、+10,000円で「参加者の会場までの送迎」がおすすめとなっておりますが、いかがでしょうか?」
A「やっぱり送迎と頼んだほうが楽ですかね~?」
B「そうですねぇやっぱりデスゲーム開始前に拉致とかで通報されてしまうと本末転倒ですので。その点弊社の送迎は警察対策もバッチリですので、安心ですよ!」
A「じゃあお願いしようかなぁ。あとゲームの説明をする時にホログラムで登場したいんですけど、そういうのって出来ますか?」
B「+5000円で可能です。おつけ致しますか?」
A「じゃあお願いします」
B「かしこまりました。いやーホログラムって最近人気でお付けされる方が多いんですよ」
A「やっぱり?俺も友達がやったの聞いてカッコイイと思って絶対つけたかたんですよね」
B「逆にビデオメッセージタイプを採用される方はめっきり減りましたねぇ」
A「時代ですかねぇ」
B「私はビデオメッセージも味があって好きなんですけどねぇ」
B「ではオプションは以上でよろしいですかね?」
A「はい、大丈夫です」
B「ではこちらご利用料金の方をゲーム開始2日前までに入金お願い致します。よいデスゲームにしてくださいね!」
A「ありがとうございます!いっぱいぶっ殺してきます!」
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