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架空漫才「AO入試」

ツッコミ「どうもー[コンビ名]ですお願いしますー」
ボケ「よろしくお願いします」
ツッコミ「この前実家に帰ったら大学受験時代のノートとか見つけてさ」
ボケ「あら懐かしい」
ツッコミ「あの時はす凄い頑張っていたね。多い時は一日10時間ぐらい勉強してた」
ボケ「ほぅ、それは凄いね」
ツッコミ「お前も大学出てるからさ、受験勉強頑張ってたんじゃないの?」
ボケ「あー俺も頑張ったけどさ。AO入試だったからいわゆる受験勉強はそんなにだったかな」
ツッコミ「AO入試?」
ボケ「スポーツとか芸術とか何か秀でたものがあれば入学出来るやつだね」
ツッコミ「それはそれで凄いね。お前は何で受験したの?」
ボケ「俺はね、道徳が得意だったからそれで受験したよ」
ツッコミ「道徳…?」
ボケ「そう。道徳。」
ツッコミ「あの全科目の中で一番教師の性格が出る、道徳?」
ボケ「まぁ俺は誰が相手だろうと5段階中10だったけどね」
ツッコミ「相場の2倍じゃん。道徳で受験ってどんなことするんだよ」
ボケ「確か論文、面接、実技があったかな」
ツッコミ「ひとつずつ聞かせてもらおうじゃないの」
ボケ「論文は普通に社会問題をどう解決するかとかについて書いて」
ツッコミ「あーギリ想像の範囲は超えていないね」
ボケ「面接は大学の先生が面接官だったんだけど、終わる頃には俺の方が先生って呼ばれていた」
ツッコミ「なんで?」
ボケ「あまりにも感動的だったからかな」
ツッコミ「それはもはや教祖だな。実技はどんなことしたのよ。一番気になってるやつよ」
ボケ「実技は夜の渋谷に行って、遊んでいる若者を更正させろっていう課題で」
ツッコミ「夜回り先生がやることじゃん」
ボケ「俺は3時間で15人更正させた」
ツッコミ「それはもう更正じゃなくて洗脳だな」
ボケ「それで狭き門をくぐり抜けて合格して、無事入学できたわけ」
ツッコミ「まずそんな門があったことに驚きだわ。というかお前以外にも受験者いたのかよ!」
ボケ「厳しい戦いだったよ」
ツッコミ「まぁいいや…それで何学部に入ったんだよ」
ボケ「もちろん、理工学部だね」
ツッコミ「なんで理系なんだよ。いい加減にしろ」
ボケ「どうもありがとうございました」

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