転職活動完全失敗マニュアル
5/170。約3%。何の確率かと言うと、私が転職活動で書類選考を通過した確率です。ガリガリ君で当たりを引く確率と大体同じだそうです。
かつ、1次面接を突破した確率は驚異の0%です。これは人間が卵を産む確率と全く同じです。
内訳としてはリ○ルートエージェント経由が101社、D○da経由は69社です。
どこからどう見ても転職活動に失敗しました。
転職に、ではなく転職活動にです。
言い換えれば書類落ちまくりな上に面接も落ちまくり、諦めて転職戦線から戦略的撤退です。
私が転職活動に失敗した理由を自己分析しましたので、今まさに転職活動をしている人、これから転職活動をする人は是非参考にして同じ轍を踏まないようにしてください。
自分のことながら、失敗する理由ばっかりでげんなりしました。
ざっくりとした筆者のプロフィールですが、
・メーカーのバックオフィス系職種
・入社2~4年目
・私立文系の4大卒(浪人留年はなし)
・資格、語学力などは特になし(運転免許、簿記3級、TOEIC600点台ぐらい)
です。
注:筆者は転職エージェントでも人事でもなく、ただの転職活動に失敗した一般サラリーマンです。
①なんで退職をしたいのかよく分かっていない
転職をしたいということはつまり今の仕事をやめたい、今の仕事に何かしらの不満があるということです。今の仕事に不満もないのに転職する人はいません。
私はその「不満」を上手く言語化出来ていませんでした。
今の会社をなぜ退職したいのか、不満は何なのか。
またその不満は今後解消される見込みはないのか。自分から解決するための努力はしたのか。
ここら辺は面接で絶対に聞かれる質問なので、早期からストーリーを用意しておきましょう。
②現職に入社した理由が特にない。
私が現職に入社した理由は、一番初めに内定くれたところかつそこそこの規模の企業だったからです。これだけです。理念に共感とかやりたいことだったとかは何もありません。
私と同じような人も多くいるとは思いますし、もしかしたら面接官も同じような理由で入社しているにかもしれません。が、正直ベースに話しても意味はまったくありません。テキトーに取り繕っても意味はありません。
なぜ現職に入社ししたのか。入社前と後のギャップはどんなことがあったのか(あるいはなかったのか)
退職理由と合わせて一貫性のあるストーリーを考えましょう。
③明確な転職先のプランがない
どういった業界にのどういった職種に転職したいのか、またそれはなぜなのか…当然必要なことが検討不足でした。
必要の転職先を探していた際の条件は
・業界は今とは違うところ、職種は同じようなバックオフィス系
・正社員
・完全週休二日制(土日祝)
・年収の希望は現職同じ、-50万円程度までは許容範囲
これだけです。
ものの見事に労働条件しか並んでいません。できるだけ働かずに楽してお金が欲しいという思いが透けて見えるどころかセンターで踊っています。
最初は業界に縛りを設けず幅広く探すぞ!と美化していましたが、要は今とやってることや生活を変えないで今の職場から逃げたいだけなんですよね。
結局転職理由もよくわかっていないから、転職先も考えられていません。
①②③はセットで考えるようにしましょう。
④明確な将来のプランもない
③と重なりますが、自分が将来(3年後、5年後、7年後、10年後…)どうなりたいのかを描けていませんでした。
なんとなく数年後は後輩も今より増えて多少まとめたり教えたりするような立場になってるんだろうなとぼんやりとした真っ青写真を描いてしかいませんでした。
将来の希望も、正直なところでは今より給料が上がっていて怒られる回数が減り、クビになりそうになくて衣食住は保証されていたらいいなぐらいの考えしかありません。
でもこんな行き当たりばったりな上に守りに入っている奴を取りたいとは誰も思わないですよね。
あなたは将来どうなりたいですか?はエージェントからも面接官からも必ず聞かれます。
そうでなくても自分の人生のために、ちゃんと考えておきましょう。
私はノープランでした。
⑤手当たり次第に応募する
既に書いたように私は今の職場から逃げたかっただけなので、手当たり次第に応募しました。
求めている条件に合致していて求人票の募集要項をざっくりと満たしていればあとはノールックで「応募する」をぽちぽち。
「エージェントが書類選考の通過率が10~20%ぐらいって言っていたし、こんだけ応募したらどっかは引っかかるだろ!」と思っていたらまさかの通過率3%。
一人で平均を大幅に下げてしまいました。それとも異常値だから参考記録かな。
転職活動において下手な鉄砲はいくら数撃っても全然当たりません。
ちゃんと狙いを澄まして撃つようにしましょう。
⑥行動が遅い
面談・面接の日時決定や各種書類の提出などが遅く、期日ギリギリになって行動していました。何か事情があったのではなく、決断を先延ばしにしていただけです。
レスポンスの速さ=転職活動への熱意です。
少なくともエージェントや面接官にはそう捉えられます。
現職にプライベートに忙しいですが、なるはやで行動しましょう。
そもそも、諸々と同時並行できるだけの熱意がなければ転職なんてできないという話です。
あと私は別に忙しくもないのでただダラダラしていただけです。
⑦応募先企業について詳しく調べない
こんな私でも3社は書類選考を通過して面接に行きつきました。
それでいて応募先がどんなところなのかよくわかっていません。
手当たり次第に応募しているからこんなことになっています。
企業から送られてくる資料やホームページは見たのですが、逆に言えばそれぐらいでしたね。したことは。
面接前にどんなビジネスモデルなのか、主要商材はなんなのか、業界内での地位は、競合他社と何が違うのかetcetcをちゃんと調べておきましょう。
普通は応募する前に調べてる?それを言っちゃあおしめえよ。
⑧面接の練習をしない
さぁいよいよ面接だ!
ただなぜか面接の練習をしません。
一応想定問答集を考えはしたのですが、それをエージェントに見せて添削してもらうことすらしませんでした。だって単純にめんどくさかったから…
そもそもどこでもいいから志望動機とかも特にないし、行動が遅いから本番ギリギリになって考える。だから添削してもらう暇もない。
我ながらこいつは本当に転職がしたいのか?だとしたら行動に矛盾がありすぎる…
あと思っているよりも書類通過の連絡→面接の日時決定→本番までは時間がないです。
応募する前から面接の準備・練習をしておきましょう。
⑨面接ではニコニコハキハキしない、声が小さい
これは元々の性格と性質もあるのですが、よく言えば落ち着いて、悪く言えば暗かったです。
そんなことで判断するなよ!性格だからしょうがないやんけ!とも思いましたが、同じような経歴で明るい応募者と暗い応募者がいたら迷わず前者を取りますよね。
私のようにそういうのが苦手な人でも練習したら多少はマシになるじゃないですかね?そういう意味でも、面接の練習は絶対にした方がいいです。
一般に第二新卒と呼ばれるような若いうちでの転職は経験もそうですが熱意やポテンシャルが重視されるらしいので、フレッシュでパッション溢れる感じが出せるようにしましょう。
⑩アドリブに弱い
面接では、絶対に自分が予想していない質問が来ます。絶対にです。
もし面接の内容を完全に予想できるのであれば占い師として開業した方がいいです。
予想外の質問が来た時にどうするかが求職者の腕の見せ所なのですが、私には転職の「軸」がなかったのでしどろもどろしながら薄っぺらーい一貫性のない回答をして窮地を乗り切っていました(乗り切れてとは言っていない)
自分は何者なのか、自分の中で整理できていたらどんな質問にも一貫性のある答えが返せたんだろうなと思います。
⑪反省をしない
人間なので最初から完璧にできるわけがありません。
寧ろ失敗を糧に反省し、成長するのが人間というものです。
ただ私は一回面接で失敗しても、次からはちゃんと対策をして挑むとかしなかったんですよね。なぜか。
面接はどんな流れで進むのか、どんな雰囲気なのか、何を聞かれるのか。
一回受けたらそこで終わりではなく、次に活かしていきましょう。
⑫色々な転職サービスに手を出す
リクルート、マイナビ、Doda、キャリトレ、ビズリーチetc…世の中には色々な転職サービスがありますが、無暗に登録しすぎました。
面談したあるエージェントによると人材紹介会社って20,000社ぐらいあるらしいです。
多すぎるだろ。弱者クンの人生をショービジネスにしやがって…
いくら登録しても、いくら使うサービスを変えても自分が変わらない限り内定には巡り合えません。
同時に使うサービスは2,3種類ぐらいまでにしておきましょう。
あと単純に登録すればするほどメールがいっぱいきてげんなりします。
それだけで転職活動へのやる気がなくなります。ただでさえ怠惰クンなのに。
それでいて重要なメールは見逃すって言うね。それじゃダメなんだよなぁ…
まとめ こうやって転職を諦める
そんなこんなで100社応募しても箸にも棒にもだったので、今期の転職を諦めました。
振り返ってみれば失敗するべくして失敗しています。
いいところがあったら転職しよっかな~ぐらいの心持ちでは駄目ですね(当たり前だ)
ただ今の会社にずっといる気は絶無(絶望的に皆無)なので、今度はちゃんと準備していまた半年か1年後に転職活動しようと思います。
もし転職活動中の方がいらっしゃたら、この逆をするようにしてください。
おじさんとの約束だゾ!
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