架空漫才「合コンデスゲーム」

ツッコミ「どうもー[コンビ名]ですーよろしくお願いします」
ボケ「よろしくお願いします」
ボケ「いきなりなんだけどちょっと相談したいことがあってさ」
ツッコミ「どうしたのよ急に」
ボケ「今度合コンの幹事をすることになったんだけど、やったことないからどんな感じでしたらいいのか相談したくて」
ツッコミ「合コンの幹事ね。まぁ俺は何回かやったことあるからいけると思うよ。」
ボケ「ありがとう。もうお前に断られたら聞く相手がよく行く歯医者のさんしかいなかったからさ」
ツッコミ「少なくとも医者よりは頼りになると思うぜ？俺は」
ボケ「今の奥さんは合コンで捕まえたらしい」
ツッコミ「負けるかもしれない」
ツッコミ「とりあえずさ、今のところどんな感じの合コンにしようとしているのか教えてくれよ」
ボケ「そうだなぁ、まず人数は俺を除いて3：3で」
ツッコミ「なんでお前が例外になるのかが意味わからんけど。奇数になるじゃん」
ボケ「会場はおしゃれな洋館とかかなぁ」
ツッコミ「洋館での合コンはあんまり聞いたことないけど。無難に居酒屋とかにしといたら？」
ボケ「みんなでゲームとかして」
ツッコミ「ゲームはね、合コンで盛り上がる定番ですよね」
ボケ「服装は髑髏の仮面にマントで行こうかな」
ツッコミ「そのファッションはハロウィンでもギリアウトな気がするけど」
ボケ「それで全員爆弾入りの首輪をつけて」
ツッコミ「……ん？」
ボケ「脱出できるのは1人だけ」
ツッコミ「……なぁ違ったら悪いんだけどさ、それデスゲームじゃない？」
ボケ「新しい合コンの形を考えていた結果、これに行き着いた」
ツッコミ「ミスったら首が吹っ飛ぶ合コンなんて見たことあんのかてめぇ！」
ボケ「大丈夫、吹き飛ばないから。跡形もなく消えるから」
ツッコミ「そっちのほうが怖いよ！」
ボケ「でもこれをきっかけにくっつく男女もいるかもしれないんだしさ。」
ツッコミ「デスゲームでカップルって真っ先に死ぬやつだろ」
ツッコミ「そんで髑髏の仮面にマントってお前ゲームマスターする気だろ！」
ボケ「え？そうだよ？だって幹事だし」
ツッコミ「お前デスゲームの主催者のことを幹事だと思っているの？こわっ」
ボケ「王様ゲームとかやったら盛り上がるかな」
ツッコミ「恐怖でまともにくじを引けないと思う」
ボケ「というわけでこんな感じの合コンを開催するからさ、君も参加してよ」
ツッコミ「いや俺を巻き込むんじゃない。いったん辞めさせてもらいます」