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小さな画面に残ってた大きな資産。

どうも、新規営業のセンスが壊滅的で4ヶ月の無賃労働を経て無職になったまなてぃ(@mnty_ocean)です。

今回はただの日記で、ちょっとじゃなく結構うれしかった話。

しつこいやつはモテないけど、時と場合によっちゃ意外と実がなるもんだなって内容です。


怪しすぎる出会い


昨日ね、去年4ヶ月で辞めたワンルーム営業時代に駅で声を掛けて知り合った人と飲んできたんですよ。タチの悪いナンパやな。

営業中は社用スマホを借りてたから今も連絡先がわかる人ってほぼいないんですが、その人は器用にスマホの使い分けができなかった私が間違えて自分のでLINE交換してて。うん、もちろん社長にブチギレられた。

なんか掴みどころのない人だけど、中卒でお金持たずにバックパッカーやってただとか、十何年も同じ会社で社員やってるけど経営もやってて働かなくても生活できるくらいはお金が入ってくるだとか、でもショーパンTシャツサンダルというラフ着で全然そんな風に見えないけどどこか貫禄があって、いろいろおもろくてたしかその場で30分くらい立ち話したはず。

当時は『駅で声を掛けて別日にカフェでお話ししましょう』というあまりに怪しいというかグレーなことをしており、ま〜誰がどう考えても捕まりたくない対象で舌打ちされたりやたら謝られて逃げられたりしてたわけなんですが、その人はなんの抵抗もなく来てくれました。

「〜って感じで、また改めてカフェでお話させてもらってもいいですか?」

「いいよ」

「…えっと、私はぺーぺーで詳しい話できないんで上司も同席する形になるんですけど…」

「おっけ〜」

「…ありがとうございます…(なんだこの暖簾に腕押し感)」

そんなこんなで後日に社長と会いに行き、まぁでも経営者だから不動産営業なんか死ぬほど受けてて、続・暖簾に腕押し状態でなんの成果もなく終了。

「(なんで来たんだこの人)」

さて帰って今日も社長に絞られるかと思いきや、彼がその足で飲みに行くと言うのを聞いた社長から「お前も行ってこい」と耳打ちされ、なぜかそのまま飲みに連れてってもらう流れに。

当時「仕事できないんだから遊んでる場合じゃないだろ24時間働け」と大好きな飲みを禁止されてた上に「お前は障がい者だから何を誤爆するかわからんし勝手に動くな」と言われ上司の指示通りに動く(動けてなかったけど)駒と化してたワイ、いきなり檻から放たれ突如湧いたアルコールオアシスに大歓喜。

『社長を持ち上げて、あとは変なこと喋らなければOK』というシンプルな言いつけを守り、なぜ今の仕事をしてるかだとか、過去の経験などを話し普通に楽しく飲んで帰りました。

その後「経営者だし繋がっといて損はないだろ」と思ったのか、社長が自分も飲みに行くから繋げと言われて電話したんですが、これが引くほど悲惨で。

当時の私、あまりに仕事できないと言われ続けてたために電話一本掛けるにも社長や上司の監視に怯えて、やらかさないようにと思えば思うほど怪しい言動になっちゃってたんですよ。

社長からは「相手の言葉を復唱しろ」「横から言われたことをそのまま喋れ」と言われてたんですが、とてつもなく耳が悪いために音の情報をうまく処理できず、大パニックな私は「ア…アァ…」とちいかわ状態に。

見(聞き)兼ねた電話相手が何かを察して「わかった、じゃぁLINEで都合良さそうな日送っといて」となぜか助け舟を出される始末。

昨日その話をしたら「なんか脅されてんのかなと思った」と言われました。後日談ひどすぎワロタ。

そっからは社長が2回ほど飲みに行ったと聞いて「いいな〜私も会いたいな〜」という空気を出しながらも「俺は仕事で行くんだから勘違いすんな。お前は新規取りに行け」と言われ我慢してたんですが、今思えば社長別に仕事してる感じでなく、ただその人を気に入ったから好きで飲みに誘ってただけっぽい。
「俺コミュ力高いからすぐ仲良くなったわぁ」とか自慢されたけど仕事ちゃうかったんかい。



再会の発端


まぁそんなわけで私は初回の飲み以来会ってなかったので、怪しすぎる電話で終わってるし仕事辞めたしで絶妙に気まずくて。

私が連絡しなければ、彼が誰かに連絡しようとLINEの友だち一覧をスクロールした時に「あれ誰だっけこれ、そういやなんか変な女がいた気もするな」と思われ非表示ブロックされてたはずの関係だったんですよ。

別にそれでも良かったとは思うんですけど。

年明け周りに手書き(電子)の年賀状を送ってる人がいて、いつもは新年の挨拶すら送らない私ですがなんとなく気が向いて、連絡先を眺めてた時にふと思い出して。


冒頭に書いた通りたったの4ヶ月とはいえ成果どころか赤字しか生み出してない負債期間だったので、そういえばこの人って唯一手元に残ってる資産だな、と。

全然関係ないけどこの前の確定申告で気づかないフリしてた当時の経費金額見ちゃってさすがに辛すぎた。いいえ泣いてませんが???(聞いてない)

そんでちょい悩んでさすがに年賀状はやめたけど、まぁ送んのはタダやし!と雑に思い切ってみました。


「あけおめです!お元気ですか!!」


たしか既読はすぐついたんだけど、反応はなし。


まぁ怪しいよな、でもブロックはされてないのか。


そこから一ヶ月ほど、片思いよろしく返信こないなぁと寂しく思う日々(もちろんそういうのではない)を過ごしてました。

んでなんかまた別の人と前の仕事の話をしてた時に猛烈に悔しくなって(情緒不安定)、あろうことかもっかい連絡しやがったんですコイツ。

「しつこくてすいません、前の仕事辞めたんでよかったら相手してやってください、、」

いや、ほんとにしつこい。絶対モテない。
絶対「先っちょだけ‼︎」って土下座したことあるわこの人。

証拠画像。つら。


普段は一回スルーされたら絶対追い連絡とかしないんですが、よほどあの4ヶ月に納得できてなかったんでしょうね。

んで結果はまた既読無視。

まぁさすがにもう止めとくか…と思いそっ閉じしたんですが。

そこからまた半月くらい経った私の誕生日(2月12日)に、まさかのスタバチケットと合わせて「またそのうち飲もうね」というメッセージが送られてきました。

大興奮した私は、今こんな感じです、会った時はひどい顔してただろうけどとても楽しく生きてます、という気持ちを込めてちょうどその日に書き上げたnote記事を送りました。今思えば相当キモい。

テンションうるさ


その後はやっぱり既読無視だったけど、聞くとnote自体はすぐ読んでくれてて、また一ヶ月経ってからふと気が向いて連絡してくれたそうです。


「あれ、コイツ前はつまらなかったから連絡無視したけどなんかしつこいし、急に送られてきた謎の記事読んでみたらめちゃくちゃおもろいな」と思ったらしい。送ってみるもんやな。



『しつこい』も使いよう


ここまで前置きで2,500文字書いときながら尻すぼみ感あるけど、なんかもうひと言でいいや。

しつこく連絡してよかった!!!!!!


そもそも彼が「楽しいことやってれば人生おっけー」「おもろい人がいたら返ってこなくてもいいから応援(投資)したい」というギブの人なんです。

最初は駅で怖じける様子もなく声を掛け、ただ楽しそうに話してた私に「いやスーツ着てるやついっぱいおんのになんでわざわざ俺やねん」と内心ツッコミつつも『おもろそうなやつ』だと興味を持ってくれたようで。

でもその後社長の隣に現れた私は別人みたいにガチガチで、あれこの子こんなおもんなかったっけ、いやでもお酒飲んだらまた楽しそうに話してるしやっぱりおもろいんかな、いやいやなんか変な電話かけてきたしやっぱりおもんないわ、という判定に至ったらしい。わかるわぁ〜。


長崎出身の彼行きつけの対馬料理居酒屋で初めての穴子の刺身を食べながらそんな所感を聞き、私は仕事を辞めた理由やその後の話なんかをして、唯一飲みに行った見込み客だったのに変な感じで終わってたのが心残りだったことを伝えました。

「あの頃は本当に何も自信がなくて、言われた通りにやってたけど全部裏目に出て、あの時の私ってなんだったんだろうな、無駄だったのかなって思っちゃって」


「当時は上手くいかなかったかもしれないけど、それでも最初俺に声をかけて興味を引いたのは社長じゃなくてあなただったんだよ。だからまた会ってみようと思って来たんだよ」






泣いちゃった!!!





ちいかわの伏線も回収できたところで歌いたくなって系列のオーセンティックなカラオケバーへ行き、楽しくなって京大出身でやたらテンション高い謎のゲイがいるバーで朝まで飲んで、お腹空いたなってすき家奢ってもらって帰りました。学生かよ。アラサーとアラフォーやぞお前ら。

しかもチー牛


さすがに眠いけど、うん。いい日だった。
明日はもっといい日になるね、ハム太郎。
あ、朝まで飲んだからもう今日か。さけっ😝

今年は好きな人たちに囲まれて自分が楽しくやれることを仕事にしていく予定だから、たぶんちょこちょこ様子見に来てくれるんじゃないかな。

彼が少しでも「コイツおもろいな」って、私の人生を観覧しててくれると嬉しい。


・・オマケ・・

全然SNSの人じゃないのに私が働いてる店(@hermit_crab58)のオーナー(@taichinakaj)のこと知ってた。

どんだけ有名人やねん。ずっこ。


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まなてぃ
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