「挨拶をしない若者」と「戦略的子供部屋おじさん」

最近X/Twitterでトレンドを賑わせているこの2つの話題。

共通点があるとするならば、どちらも
「“人生の余白”を削って自分の殻に閉じこもり、遠くに目的地があるを知ろうとしない」
なのかなと感じました。

岸田首相が所信表明演説で語った、アフリカのことわざと言われているこの一文に表されている通り、上司や同僚・部下、協力会社と共に歩幅を合わせる方がお金だけではない大きな成果を伴う仕事ができるはずです。

「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」
(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.)

アフリカのことわざ

彼らは彼ら自身が今見えている範囲での最適解は見いだせているのかもしれませんが、違う場所に自分が活躍できる可能性があることを自ら閉ざしてしまってなりません。

そう思うのはただ一つ、自分が以前彼らのように“余白”のない思考をしていたからです。
IT職である私はプログラミングのロジックを考えるのが得意だったので、好んで自社開発をし、「早く行く」ことに終始していました。しかし自分が開発したとしても所詮1つしか担当できないので「遠くへ」は行けません。そこで、その思考回路をトレースできるように構造分解し、他の人のいいところを取り入れたものを皆にやってもらえるような立場で「遠くへ行く」ことを目指し日々努力しています。

そういう「遠くへ行く」ことの楽しさもあることを知らないのであれば、まずは挨拶から始めてはみてはどうでしょうか。


余談
アフリカのことわざとされているのには一部懐疑的な意見があるようです。


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