セカンドオピニオンという選択肢
しばらく更新してませんでした。思った以上に読んでくれる人がいてありがたかったのですがここ最近色々と体調とかイマイチでなかなか更新できませんでした。スミマセン…
低容量ピルの服用続行と滝川クリステルへの恨めしさで涙したその後の話。
【「スッキリ」で広島の高度医療の特集を見る】
ピルを服用しながら、子宮環境を整えるーという治療は、体と経済への負担が軽い一方で精神的には苦痛でした。いつ妊娠できるようになるのか、そもそも妊娠できる体って何なんだと鬱々としてもどうにもならないのです。
ただ、基礎体温を半年ほど続けてきたので、いかに自分のグラフが安定していないか(ピル服用で多少はリズムが安定しました)がわかったのは良かったとは思いますが…。
仕事が休みのある朝、テレビ「スッキリ」で不妊治療の特集をしていました。子宮筋腫があり妊娠できない・夫側の無精子症・経済的負担・などなど、当然ながら不妊に悩んでいるのは私だけじゃないと思いつつ眺めていました。
高度治療の特集で、お隣県広島の不妊治療専門外来が取り上げられていました。注目すべきは、患者夫婦の話をしっかりと聞く医師の姿。経済面の負担は大きいけれど、実績のある病院で見てもらった方が良いのではないか…と考えるように。
そもそもPCOSは場合によっては手術もできる症状で、ひどい場合は人工授精もできるし選択肢は他にもあるはずだーというのは常々思っていたので、他の病院の意見を聞くのもアリかもしれない。信頼できる医院を探そうと決めました。
【夫の覚悟と理解】
近所で行きやすい というのを除外し、隣県広島で不妊治療専門医を検索するとかなりの数がヒットします。そこのホームページを色々と見て、設備や実績、カウンセリングなどがあるかを調べました。夫も良さげな病院を探し、その中で今後お世話になる不妊治療外来を見つけました。
ただ、その病院の初診を受けるには
『初診前説明会に夫婦で参加すること』
が条件でした。女性だけでなく男性も当事者として不妊治療に参加することという理念があり、他にも『45歳以上ではないこと』『重篤な疾患がないこと』『BMIが正常であること』など条件は色々。それだけ、患者も病院も本気だということ…。
夫婦で説明会に参加する、というので正直面倒だなと思ってしまいました。
不妊なのは私のせいなので、夫には時間もお金も負担はかけたくないという思いはずっとあります。だけどこの本気の病院に行けば、何か今とは違ってくるんじゃないか…?
夫にその旨を相談してみると
「いいよ、行こう」とあっさり承諾。その場で説明会の申し込みをしました。
「可能性があるなら大阪でも福岡でもどこでも行くよ、夫婦なんだし」
と言ってくれたこの日のことは絶対に忘れられません。何とありがたいことか。そして夫を侮っていたなと反省。この病院を見つけたのも、踏み出す勇気をくれたのも彼でした。もし躊躇して他の病院に行ったり現行の病院で治療を続けていたら…それはそれでまた違う未来があったでしょうが。
(なおこの「大阪でも福岡でも」発言は私はめちゃくちゃ嬉しかったのですが、夫は「そんなことは言ってないし言っても遠すぎてできん」と後に言う。感動を返せ😭)
【説明会に挑む】
2019年10月16日 不妊治療外来の初診前説明会に参加しました。
場所は病院のあるビルの一室。参加者は30組ほど。私たちのような20代の人より、30代後半から40代前半のご婦人が多かったように思います。パートナーも一緒に治療に挑む姿勢がわかる人や、渋々連れて来られたんだな…というような人まで様々。
オープンキャンパスとか企業説明会みたいに袋いっぱいの資料やアンケート・不妊治療関係のブックレットなどが入った配布物をいただきました。
説明会は休憩含め2時間半に及びました。
医院長が自ら、「不妊治療とは何なのか、どんなことをするのか」「そもそも人はどうやって妊娠するのか」「人工授精・体外受精の工程」などを詳しくスライドで説明するのですが、わかりやすい上に私自身も知らないことが多くかなり勉強になりました。
それ以上に、夫の「妊娠の仕組み」への理解がアップグレードしたのが良かったです。
精子と卵子が性行為または医療の力で受精する。それが到達点ではないこと。
そこからの細胞分裂や、「不育症」「流産」の存在など。
保健体育ではなく、ちゃんとした「医学」のこの講座は、男性だけではなく、世の中のいつか親になりたい人たちに聞いてもらいたいものです。
また、施設やスタッフの説明・カウンセリングの充実さも事細かく丁寧で、改めてこの病院で治療をしようと決めました。夫も賛同。初診の受付をその場で行いました。
夫婦で知識と理解の足並みを揃えられて良かったです。
(途中10分ほどの休憩時間があったのですが、その間に説明会を聞いていた他の旦那さんだけが出て行ったきり後半戻らないペアがいくつかありました。奥さんの気持ちを考えると…ね…)
【紹介状を断られる】
後日、いつものように診察のためにお世話になっている病院へ。
新しく病院を移りたいので、これまでの検査結果など「紹介状」を手配してくれないか、と依頼したのですが、それはできないと断られてしまいました。
私「他の病院の意見も聞いて、納得のいく治療をしたいのです」
医「今の治療に納得していないと?」
医師曰く、PCOSはあるもののホルモン値などはゆっくりと改善に向かっているから焦ることはない。とのことですが、治療方針だけでなく、言い方とか病院スタッフの雰囲気とか
治療とは別のところでも、どうにもこことは「合わない」気持ちが勝っていました。
結局来月分のピルを処方され、紹介状が出されないままいつもの診察で終わってしまいました。幸い、血液検査の結果などはもらっていたのでその書類を使うことに。
近所の病院には悪いのですが…自分と夫のために、こっそりフェードアウトすることにしました。
【一方同時進行している歯の治療】
奥歯や目立たないところの歯をゴリゴリ削っては銀歯にしたり、とにかく相性の良い先生に完全にお任せして治療をどんどん進めていきました!毎週麻酔を打っては削りをやってましたが口内衛生がものすごく改善されるのがよーくわかります。どんなに痛いことをされてもこの先生ならどうにかしてくれるだろうという信頼あってこそ、歯医者通いが続けられたのかな。医師との信頼関係は大事!
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