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マイクロアグレッションと共生社会

最近メディアでも話題になることが多い、マイクロアグレッション。

小さな攻撃性という意味で、「人種や性別、障害等、自分と異なる人に対する偏見に基づく発言や行動で、無自覚に相手を傷つけること」と定義されています。
参考:日本の人事部
   ideasforgood.

定期的に参加している、インクルージョン研究会でも勉強会のテーマとして取り上げて、学んだことがありました。それぞれに、マイクロアグレッションを受けた体験やその時の気持ちなどをシェアし、どうしたら多様な人と一緒に共生していけるのかを考えたのです。

マイクロアグレッションを受けている人が、場合によっては自分が他者に無意識に与えていることもあります。また、マイクロアグレッションをしている人が、なぜ他者が傷ついているのか気づかないまま過ごしている、ということもあります。

すぐに結論が出ないトピックではありますが、私が気づいた点は以下のことでした。
①同質の人たちとばかり接していると、自分と異なる人の気持ちに気づきにくい

②違和感を持っても、そのままにしておくと、相手には永遠に気づいてもらえず繰り返される

③恐怖などを感じてすぐに相手に伝えられなかったとしても、周りに理解してくれる人がいると、彼らを経由して行動を起こせることもある。


①は、意識して自ら行動を起こすことで環境を変えることができますね。異性、異国籍、異なる世代、異なる働き方、異なるライフスタイル等、自分とは違う方とも接する場に身を置いてみるということです。

③は、自分が誰かの行動を促す役割を担えるかもしれませんし、自分が困った時に頼れる人がいるかによって、②の改善につながる行動を進められるかが変わってくるでしょう。

共生は誰かの排除ではなく共にすごしていくということ。そのためには、好奇心、観察、対話から始まていくということかもしれません。
毎回深い学びをありがとうございます。