対等な立場でなくなった時の対処法
営業職に苦手意識があるという方から「顧客へ無理に勧めているような気持ちになる」、「顧客の要望に応えるために頑張っているが、最近疲れ気味」と聞くことがあります。
企業内キャリアコンサルティングや、個人の方向けキャリア相談でもよくあるご相談の一つです。
一方で営業職を楽しんでいる方もいます。楽しめる人と、苦手意識が高い人との違いに「相手とパートナーとして対等な立場で接しているか」というものがあると実感しています。
「私は、このサービス、商品を提供することで、顧客を幸せにする」「お互いの価値を一緒に高めていけるパートナーなのである」というような考え方です。
人と人との関係でも、「相手のほうが立場が弱いから、無理に言えば聞いてくれるだろう」「相手のほうが立場が強いから、言うことはいかなくてはいけない」と考えて接していると、お互いにモヤモヤが残りますね。
ポジションの違いがあっても、それぞれの持つ知見や考え方をシェアすることができて、シナジー効果を出せる関係であれば、ワクワクしてくるものです。双方が価値を発揮して新しい企画や業務が進むこともあります。
対等なパートナーの立場でないと感じた時は、一度立ち止まって、双方の価値を発揮するためにどうしたらよいか、考えてみるとよいですね。
「一緒に新しい事柄を創っていく」と考えられるかどうかがポイントです。