![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113911011/rectangle_large_type_2_02fa15b0c608935c622095d96e4b1c26.png?width=1200)
Photo by
image_maker
越境学習とミドルのキャリア開発
法政大学の石山先生によると、越境学習とは「自分にとってのホームとアウェイを行き来することによる学び」とされています。実際に越境学習を実践する場として、社内兼業や社外での副業やプロボノ、ボランティアなどがあります。
実際に越境学習を支援するワークショップや、個人の方向けのキャリア相談では、30代後半以降のミドル世代の参加が増えていると実感しています。
社会人経験も長くなり、組織内では中堅層として頼られる存在です。けれども、「もっと成長できるのではないか」「伸びしろがあるのではないか」と感じる時期でもあるのではないでしょうか。
あるいは、組織内ではリーダー業務が増え、プレイヤーとして力を発揮する場が減ってくる時期かもしれません。
越境学習の効果については、「知の探索」によるイノベーションや、自分の価値観や想いを再確認が期待されています。越境学習そのものが、自分にとってのイノベーションでもあり、新たな場での経験が組織に戻った時の力となるということですね。
とはいえ、勢いだけで経験を積むだけでは、自信のなさや不安などから戸惑いもあるでしょう。「なぜ挑戦したいのか」「何を得たいのか」「組織に戻った時にどのように貢献したいのか」などを考えておくとよいですね。
ワークショップに参加する仲間や、外部の専門家による客観的なフィードバックを活用していきたいですね。
越境学習が気になりだしたら、その時が動くタイミングです。
参考:日本の人事部/経済産業省