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50代からの女性のキャリア開発、リスキリング
IT/DX化の流れ等、外部環境の影響により、新たな仕事に就くためにスキルを習得するリスキリングの必要性が言われるようになりました。けれども、何から始めたらいいのかわからない、という声も多いものです。
先日参加したオンラインイベントで、ジャーナリスト浜田敬子さんから「異動するだけでもリスキリングになる」というお話がありました。つまり、今と全く違う仕事のスキルを習得しようと焦らなくても、現在の仕事で少し違う業務を担当したり、社内異動で身に付けることもリスキリングになるということです。
また、「年々、変化が怖くなる」というお話も印象的でした。つまり、慎重になりすぎて同じ環境に居続けると、ちょっとした変化にも抵抗感を示すようになり、変化への挑戦が難しくなるというものです。
40代から50代にかけて、会社員であれば責任がある仕事を任せられている方も多いでしょう。フリーランスとして専門性を活かして働いていたり、家庭と両立しながら非正規社員で働き続けてきたという方もいらっしゃると思います。あるいは、これから再就職を目指す方もいらっしゃるでしょう。
どの立場にあっても「現状から一歩踏み出す」ことへの抵抗感が年々増してくるものです。
なぜなら、「失敗したらみっともない」「体調と両立できないかもしれない」等の心配が障壁となるからです。
だからこそ、大きな変化の前に、ふだんの仕事の中で少し担当を変えたり、社内異動を申請する等の小さな変化を起こしておきたいものですね。
小さな変化の積み重ねは免疫となって、少し大きな変化にも適応しやすくなるものです。
例えば、フリーランスの私にとっては業務委託として取引先の重要な役割を担うことや、新しい領域の仕事への挑戦は変化につながります。免疫をつけておいて、次の大きな変化に備えておきたいものです。