Jack Nitzsche "JACK NITZSCHE"(1974)#ランブルレビューRY
1974年にお蔵入りとなった、ジャック・スペックス・ニッチェ初のSSW作品が遂にアナログで初登場しました。
かのアイアンマン父、ロバートダウニー監督との共同制作(当時親友だったらしく、お互いかなりトリッピーな生活をしていた模様)。当時リプリーズから出なかったのも理解は出来ますが、今こそ聴かれるべき音楽に感じます。
曲によってはキャス・マコームスファンも気に入るのでは。ハリウッド・カリフォルニアの夢、光と影、使い古された言葉ですが、この作品を聴くたびに浮かびます。
トップを飾る名曲のこちらは、途中ロネッツの「Why don't they let us fall in love」がカットインしてきます。その瞬間かつての仲間たち、スペクター、レッキングクルー、ラリーレヴィンらとのゴールドスタースタジオでの狂熱の日々、とその後・・・がイメージされ降参ですね。
幻の作品群の中でもスマイルのように派手な作品ではないのですが、ニッチェにしか作れない謎めいた貴重な音楽かと。
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