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デビューに向けて頑張るヴイアラ候補生との1on1に挑んだ元VTAオタクの話

祝、ヴイアラ候補生デビュー決定!本当にめでたいですね

この記事はそんなおめでたいムードと微妙に逆行する、1on1の後に全然うまくいかなくて落ち込んだオタクが書いた反省文という名のポエムの放流となります。今まで封印していた理由は最終審査前の本人が間違って目にしたらちょっと気まずいかも!と思ったことが理由です。

無事にデビューできたし、多少は書いてもええやろ、ということで公開してみます。ここから先、結びのパートまでは最終審査前のタイミングで書いた記事となります。


反省文という名のポエム

PROJECT IM@S vα-liv (ヴイアライヴ、以下ヴイアラ) の 1on1 というオンラインで候補生と1対1の通話をするイベントに参加しました。灯里愛夏さん(以下、愛夏さん)との1on1には1回目から参加させていただいていたものの、今回は候補生として最終回ということで3人分購入して全員の1on1に参加できたのでそのレポを書こうと思って筆を執った次第です (追記; 公開にあたり鮮度の落ちた1on1レポ部分は削除しました)。
結果だけ言うと、3人の中で一番応援している愛夏さんのパートだけなんか空回りしちゃったなーって感じになってしまいました。

今回の1on1

ヴイアラは1年間の活動を終え、最終審査に向けた準備期間中です。この審査によってデビューが決まります。そんな中開催された1on1イベント、想いが強いほどデビューと最終審査の話に触れないわけにいきません。

…が、そこがダメだったと思います。なんか妙に力が入ってしまって、一方的にまくしたてるように喋ってしまいました。
1on1は気持ちを伝えることは勿論ですが、個人的には『会話』を楽しみたいと思っています。情報の伝達は二の次です。ウダウダ言いそうな気配があればさっさと捨てて次に行けばいいのです。しかし、愛夏さんに対してだけはなぜか踏ん切れず『如何に愛夏さんがすごいのか』を伝えようと必死になってしまいました。プロデューサーなんて肩書は恐れ多い、普通に会話が下手なオタクでした。

なんでそんなに力が入ってしまったのか。
たぶん、私が以前「バーチャルタレントアカデミー (以下, VTA)」というVTuber育成機関のオタクをやっていたからだと思います。

VTAとは

ヴイアラといい「そういうの好きなのねw」と思った方もいるかもしれませんが、VTAは本当にただ週1で30分の配信があるだけの不思議な集団でした。正直ヴイアラよりもリアリティショーとして楽しんでた感はなく、割と純粋に配信を楽しんでいたつもりです。
VTAにおける「配信活動」の立て付けとしては「カリキュラムの一環」のような形だったと思います。ちなみにチャンネルは共通、配信は平日昼間に週1で30分、Live2Dもなく立ち絵のみ、歌、ゲーム、コラボ等一切禁止、SNSもアカウント共通で投稿は配信告知の週1のみでした。謎に尖った配信者集団だったと思います。
また、ヴイアラと違ってVTAは「どうすればデビュー」というのがまったく開示されていません。いつまでが活動期間なのかもわからず、休み明けに突然すべてのアーカイブが消えたりします。加えて、収益化もしていなければグッズや接近戦もなく、お金を払う機会はまったくありませんでした。VTA生からリアクションの貰える直接的なアプローチ手段も配信中のコメントかラジオ企画にお便り投稿をするくらいしかなかったように思います。というわけで、形式上はリアリティショーとして楽しむにはこちらが入れ込むポイントの少ないコンテンツだったと思います (*1)。

私の推し

私の推しはVTAの中でも特に人気のあった人で、同接3桁が当たり前だったVTAの中で平日昼間でも1000人以上、人の集めやすい時間帯の配信ならただの企画雑談で3000人以上の同接があるくらいには人気がありました。もちろん、同接は配信者のすべてではありませんが、ヴのオタクには人気の規模感を理解していただけるものだと思います。

しかし、そんな彼ももう9か月近く行方が分かりません。VTAの中で私が特に配信を見ていた人たちはデビューできた1人を除いて全員転生先すら見つかっていません(*2)。私は今も彼らのデビューを待ち望み続けているものの、現状としてはアーカイブも削除され、本人たちの生存すらわからない状況だったりします。
また、VTA1期生の最初のデビュー組 (*3)は2年くらい活動しているのですが、デビューした人のうち全員がずっと健康に配信を続けているわけではありません。配信者は心身ともに過酷な職業だと思います。こういった背景から、デビューして配信を続けることは必ずしも当たり前ではない、という気持ちが私の根底にあります。

ヴイアラのデビューに向けて

現状、ヴイアラの『デビュー』が何を指しているのがいまだに分かりません。ただ『デビュー』という言葉を聞くたびに、リアリティショーをリアリティショーとして楽しみ切れずあたりまえだと思っていた彼のデビューが手から零れ落ちたような心の中の後悔が、いつも湧き出てきてしまうのです。
もちろんリアリティショーにおける『デビュー』とは、冷めた言い方をすれば運営の匙加減一つでどうとでもなるはずのものを、商売のために器用にコントロールしているだけの方便であることは理解しています。しかしそれも含めて本人の才能や努力だけじゃない色んな巡り合わせが『デビュー』を生んでいるのだと思います。その巡り合わせが訪れそうな瞬間が来ているのであれば、つかみ切ってほしいと、どうしても思ってしまうのです。

そんな気持ちを抱えていたら、1on1で何を伝えれば良いのか分からなくなってしまいました。上に書いたようなことを直接伝えたわけではないのですが、とにかく気持ちが空回りしてしまいました。本当に悔やまれます。早くこの呪縛から解放されて純粋にコンテンツを楽しみたい気持ちがいっぱいあります。どうかデビューして私に1on1のリベンジをさせてください

終わりに

…以上が、当時書いた記事になります。

コイツただコミュ障こじらせただけのことをグダグダ書きすぎだろ」というご感想をお持ちのそこのあなた、返す言葉もございません。ただ、ヴイアラのデビューに向けて「しっかりとリアリティショーの文脈に乗っかって応援してきた」ことは、良いカモムーブであったと同時に、彼女らのデビューによって自分の中で一つ大きな区切りになったなと思っております。

これでVTA生の彼らがデビューするわけではありませんし、それは今後も待ち続けたいと思っています。もう駄目なんじゃないかと思う気持ちもあるのですが、やっぱりデビューって嬉しいじゃないですか。どんな形でも、直上の組織以外のデビューでも、きっと今なら喜べると思いますし、ヴイアラのおかげで、その瞬間をずっと待つことができます。

そして、気持ちに一区切りついた今、改めて楽しくヴイアラの配信を見れるようになることが嬉しいです。リラックスして配信を楽しみ、デビューの決まった愛夏さんとの1on1のリベンジに挑みたいと思います。


*1 … もちろん当人たち同士の関係性などからリアリティショー的な人気が出た側面はありますし、また行動として入れ込むポイントが少ないゆえにかえってピュアに気持ちが入ってしまうファンの方もいたように思います
*2 … 卒業生の中には無事にデビューした子がいますし、卒業生の一部は転生(名義と事務所を変えてのデビュー)もしていますが、私が当時よく配信を見ていた人たちに限った話です
*3 … 自分は2期生のオタクなので1期生のVTA時代の配信を追っていたわけではありません。


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