#3 東京駅偏愛(伝わりますか?)
東京駅丸の内駅舎が完成したのは2012年で中1のとき。
たしか都民の日で、都立校に通っていたのでその日はお休みだった。
大正時代に創建された姿を復刻したということで、なぜかどうしても見に行きたくて、1人で山手線に乗って見に行った。
東京生まれ東京育ち、親族も東京ルーツという生粋の江戸っ子の私が東京にどハマりしたきっかけとなった日で、多分おばあちゃんになったらこの話ばかりすると思う。
それ以来何回行っても惚れ直し、何枚も写真を撮ってしまう。
改札を出てまず目に入るのはドーム型の高い天井。
この先に「東京」な景色があるとワクワクしながらここを歩くのは、まさにディズニーランドの入場ゲートからシンデレラ城に行くまでのアーケードを通るときの、あの感覚。
外に出ると、お目当てのレンガ色と白のコントラストが美人で壮麗な駅舎。
振り返ると、ガラス張りビルの洗練されたカットになり、ビル群を貫くように伸びた道の先には皇居が広がる。
中学生の私は、文明開化の威厳放つ駅舎と日本の最先端としてのビル群、そして鎮座する皇居の前で両者が対面している姿に圧倒された。
「これが私の生まれ育った場所で、東京なんだ!!!」と思ったこの体験は一生忘れないと思う。
初めて丸の内駅舎を見たのは秋晴れの朝だったが、夜に行っても夜景が息を飲むほど美。
ちなみに、皇居の方に歩くとお堀越しにビルの隙間から東京タワーが拝める。これまた夜にはライトアップされてて最高に綺麗。
丸の内駅舎はフォトスポットとして大人気だが、私の東京駅愛を友人に話すといつも引かれてしまう。みんな好きな場所だけど、私は行きすぎているようだ。
でもnoteは偏愛を受け入れてくれると信じている。この先もこんな感じの温度で私の大好きな東京を書き留めていくが、引く人ばかりでないことを願う。