その土地割るべからず。トロンおじさんの備忘録その1
どうもこんにちは。トロンおじさんことmanoです。
先日、8月18日にBMOのモダンチーム戦に参加してきました。
結論から言うと、もっと様々な経験を積んで成長しなければならないと強く感じさせてくれたチーム戦でした。
【注意】このnoteを読み終えて得るものは何もありません。
本当にヒマでやることがない時にだけ読むことを強く推奨します。
1.停滞感
一つのきっかけはチーム内の感想戦でした。
チーム戦が終わった後に感想戦+遅めの昼食をとる中、他の2人のチームメイトが互いのプレイについて非常に的確な言語で評価しあっている姿がとても印象的でした。
その話を聞いている時、私は海鮮丼をほおばりながら、ふと、
「自分って社会人になってから、マジックというゲームであまり成長していないのではないか?」というような心的な停滞感に気づくことになります。
2.停滞前線
停滞を感じる原因を紐解くためにまずは自分の変遷を説明しますと、私はモダンを始めてから、ヴァラクートやトロンのような土地コンボデッキを回すのが好きで、そればかりをプレイしてきました。
しかし、私は3種類の土地を揃える技術だけは身につけたものの、マジックの基本的なコンバットやアドバンテージの管理といった、他のプレイヤーが本来、同じ時の中で成長できた部分を疎かにしていたかもしれないと気づきました。
それに気づいた瞬間を例えるなら、社会人同期が5年ぶりに集まって話をしていた時に、同期の功績や昇進を聞きながら自分だけが社内でこれといったスキルも身につけず、成果を出せていないことに気がついたサラリーマンと同じ心境です。
「え?この5年でどこで差がついたんだろう?」みたいな。
これが停滞感を感じる原因なのだと内省したわけでした。
3.手痛い環境
また、モダホラ3が登場してからの環境も気付きを与えてくれました。
モダホラ3環境では相対的にカードパワーも上がり、フェアデッキが非常に強く・早く・タフになりました。
特に2戦目以降が顕著で、強力な対策カードの台頭により、サイドボーディングの視点で行けばトロンのような土地コンボデッキにとっては現状は向かい風を受けている状態です。
中でもディミーア系のデッキはトロンに苦手意識がありすぎて、向かってくる突風の数も凄まじく、記憶への放逐をうたれた時にはイラストと同じくらいの大きさの涙がこぼれ落ちそうになります。
そう。あの老人の涙はまさに私自身の涙なのです。
というわけで、現時点では昔ほど土地コンボを握るメリットが少なくなってきた今の私に残っているのは「土地を3種類揃える」しかできない男であり、手痛い環境の変化も手伝い、停滞感を飛び越して焦燥感すら覚えるようになりました。
4.停滞と後退
これからの残りの人生を考える良い機会だと思った私は、マジックのもっと普遍的な部分、例えばコンバットやリソース管理などにもっと目を向けるために様々なデッキを使ってみることを目標にすることを考えてみました。
もちろん、マジックは自分が好きなデッキを回すのが一番です。
それはその通りですが、だからこそ、私が今思うことは、マジックにおける普遍的な考え方・技術にもっと目を向けるために様々なデッキに触れ、結果的に「これが好き」と言えるようなデッキの選択肢が増えている人生の方が、より豊かなのではないかと考えるようになりました。
例えるならこれからはファミリーレストランのように豊富なメニューで顧客という名の多種多様な環境・対戦相手に対応していきたい。
そう思うようになりました。
この記事で私が言いたかったことは、
環境や周りの人たちが一歩先に進む以上、停滞は後退と同意なのだということ。停滞に気づいた時に自分が一歩先に進むためにはどうやって環境変化に対応するのかをちゃんと考える。
ことなのかもしれません。
それに気づけたのは何よりチームメイトのおかげであり、その出会いというものが人生の財産なのだと思います。
本当に感謝しています。
では、末筆となりますが、マジックというゲームを研鑽する道を選んだ私がこれからすることは、もちろん決まってただ一つです。
そう、それはファミリーレストランで働くことです。
明日からファミレスで働きながらトロンを回します。
(おしまい)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?