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ワレンベルグ症候群 発症の記録 #3

ようやく発症から3日目、前置きが長くなってしまいましたが診断された日のことを。

2021/4/8

朝起きて、右半身の痺れが気になりつつも昨日のような重たい頭痛はなくなっていたので会社へ行く準備を。
歩き始め、特に立ち上がってすぐのふらつきが気になりました。
お昼は病院へ行く予定だったためお弁当の用意もせず、念のためいつもより早めに家を出ました。
マンションの階段を降りながら平衡感覚のズレ(?)が気になりました。階段の段差の高さがいつもと違うような、そろりそろりと降りていきました。この日ほど階段に手すりがないことを後悔した日は無いと思います。

会社へは乗り換えなしで行けるため乗ってしまえば何とかななるというのがいつも以上に心強く感じました。

なんとか、といっても思っていたよりは安全に会社に辿り着きひと安心。
仕事に取り掛かりました。

基本的には座り仕事なので不便はそれほど感じずに行うことができましたが、やはりコピー機までの短距離ですら真っ直ぐ歩けず不安は増していきました。痺れも変わらずありましたがお昼に病院に行けば原因がわかる、ということが心の支えでした。

12:00
昼休みになると同時に「後、お願いします!」と事務所を飛び出しました。といってもふわふわよろよろした足取りで飛び出すとは程遠い動きでしたが。

歩いて15分の道のり。横断歩道を渡っている途中で信号が点滅し始めてしまい急がないと…!と走りかけた瞬間左膝が抜ける感覚に襲われました。
一瞬で走れないんだ…!とわかりショックよりも冷静に走れないとわかった自分にびっくりしました。

極力信号のない道、安全な道を選びながら病院へ。
思ったより状況に適応する能力があるのでは?とのんきなことを考えていました。というよりもそうでもしないと心臓が口から飛び出しそうでした。

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