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これまでのスキンケアの知識。

これまで、オーガニックコスメを扱うショップで6年間販売員をしていました。その内店長職を3年間経験しています。

未経験から一生懸命学んできた知識をまとめたいと思い記事にしました。

まず、スキンケアやメイクのことって、誰も教えてくれないと思います。私もまったく分からず、雑誌だけが頼りでなんとなく選んでいた化粧品がおそらく間違っていて、短大時代の写真を見ると、東南アジア辺りにいる女性のように肌が黒い記録が残っています。

「洗顔は洗いすぎてはいけないらしい」という漠然とした知識だけがその時の肌の黒さに繋がっていたと、今になって分かります。

オーガニックコスメの会社に入社して、初めてクレイパックを使ったとき、肌が見違えるように明るくなって衝撃を受けたことは忘れられません。

それぐらいスキンケアの中で最も重要なのが、「洗顔」です。

洗いすぎてはいけない、肌をこすってはいけない、さまざまな美容家さんが提唱していることはどれもとても大事だけれども、

自分がどんな肌質をしていて、どんなファンデーション・下地・日焼け止めを塗っていて、外ではどんな活動をして帰ってきて、塗っていたものを洗い流すにはどのような洗顔が良いのか、と一人一人が自分の肌と向き合うことが大事だと思っています。

私は肌を「畑」に表すことが好きで、土に不純物が溜まっていないか、乾かさずに潤いを保ちながら汚れを流せているか、水分量は足りているか、その状態から潤いを保てるようにできているかというイメージ。

以上のことを向き合い続けると、肌の皮膚に厚みができて丈夫になっていき、ちょっと外に出ただけで真っ黒になる、なんてことにはなりません。

ちなみに私が過去真っ黒だった原因は、皮膚が薄くてすぐくすみやすく、外的ストレスに弱い傾向で、皮膚に厚みを持たせることを意識すると変わりました。逆に、刺激が弱くて赤みが出てしまう人は、先天性のものがあったりするので様々ですが、食事の見直し、洗顔の見直し、ひどい人こそ刺激を与えないことです。


皮膚に厚みを育むことが出来るのは、クレンジングミルクです。

クレンジングミルクを使う際、使用する下地はせっけんで落とせるぐらいナチュラルなものに限ります。

ファンデーションを絶対に使いたい方は、ファンデーションがきれいに落ちるクレンジングオイルの使用になり、クレンジングオイルはスピーディーにきれいさっぱり洗い流すことが重要。

皮膚が丈夫になると、ファンデーションがいらないくらい肌が健康になるので、根気よくクレンジングミルクで育むことがおすすめ。育み期間は1年~3年くらいです。長く感じますが、根気よく使い続けることが重要。絶対健康肌になると思います!


詳しい資料としては、会社員時代セミナーでお会いしたことがある、美容家Caoruさんの著書「スキンケアは洗顔が9割」がおすすめで、ケアの仕方も分かりやすく書かれています。

中でもおすすめのクレンジングミルクが、私も愛用しているドイツのオーガニックメーカー、マルティナです。

Caoruさんの研修もマルティナを使っての研修だったのですが、マルティナはデメター認証という、化粧品では珍しいほど厳しいオーガニック基準をクリアしたコスメなので、洗顔料でありながら洗浄成分を使っておらず、マルティナ独自のラノリンというウールワックス状のクリームを、量を使ってくるくると汚れを浮きあがらせるように使用する、W洗顔不要タイプのクレンジング洗顔です。

マルティナ自体の使用方法は、3~5プッシュ、これでも多めだなぁと思いながらいつも使っていましたが、Caoruさんは「7プッシュでお願いします!」とおっしゃっていて、「なな!?」と声を出したぐらい。たくさんの量で肌をいたわった上で汚れを落とすことが肌にとって良いです。

ほとんどの方には、マルティナのようなクリーム状のクレンジング洗顔を推奨していますが、先ほど書いたように百貨店外資系ブランドなどのファンデーションを使っている人は、そのファンデーションがしっかり落ちるクレンジングをさっと使うこと。そのあと毛穴が気になる部分中心に洗顔もした方がいいです。

クレンジングミルク激推しで書いてきましたが、W洗顔不要タイプのものを使っていてもあとで洗顔した方がいい場合があったり、せっけんが一番にいい訳でもないし(せっけんオフ理論は、クレンジングしすぎている人が負担を少なくすることで効果が見える方法です。)、ファンデーションが悪な訳でもありません。

結局は、どんな肌の状態の人がどんなものを使って、どんな方法で洗顔するのか。

自分はどんなものでメイクがしたいのか。ここが大事でもあります。


潤いを保ちながら、そのメイクがきちんと落ちる洗顔方法を選べているか、汚れを落とした後の肌を整えるのが化粧水で、その後はしっかり保湿。肌の状態を見極めてこのステップを追求することがとても難しく、洗顔ってとても奥が深いのです。自分の肌は自分にしか分からなかったりします。

自分の肌と向き合うことについては、長田杏奈さん著書の「美容は自尊心の筋トレ」という本もおすすめです。

さまざまな悩みは、すべて洗顔につながっているかもしれません。洗顔する前や洗顔したあと、自分の肌を手のひらで触ってじっくり向き合う。

すべての女性の肌と心が元気になって欲しいと思います。

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