学びのプラットフォームサービス「SUEHIRO」のロゴをデザインしました。
2018年12月にローンチされるウエディングプランナーのための学びのプラットフォームサービス「SUEHIRO」。
大好きで尊敬している札幌を代表するフリーランスウエディングプランナーの荒井さやかさんに依頼を受けて、ロゴマークをデザインさせていただきました。
さやかさん(写真左)とは数年前にお会いして、イベントでご一緒させていただいたり、とても素敵な方だなあと尊敬していて。今回、さやかさんが全国のウエディングプランナーの方々と「SUEHIRO」というサービスを始めるということで、お声がけいただけて初めてデザインでご一緒させていただきました。
ディレクションしていただいたのは、群馬でフリーランスのウエディングプランナーとして活躍されていらっしゃる佐伯恵里さん(写真右から2番目)。今回はロゴマークをつくらせていただく際に、わたしが考えたことをお伝えできたらと思います。
デザインにあたり考えたこと:01
ウエディング業界の新たな未来をつくるというビジョン、
ネーミングに込められた「末広がり」という
イメージが伝わること。
「参加者に考えるきっかけを提供し、一人一人が熱狂する夢を描く」をミッションにプラットフォームを構築し、学び文化をつくりだすことを目指している「SUEHIRO」。まずはビジョンとミッションが伝わるロゴであること。そしてネーミングの由来にもなっている「末広がり」という言葉の意味をロゴに込めたいと考えました。
いろいろなアイデアを出した結果、ロゴデザインはネーミングの由来である「末広がり」そして「未来」の「未」という字を用いて、未来や開放感を連想させる「窓」を重ね表現しました。また、シンボルマークには「S」「U」「E」「H」「I」「R」「O」全ての文字が含まれており、SUEHIROが未来をつくっていくプラットフォームであることを表しています。
デザインにあたり考えたこと:02
来てくれた人が、自分の輝く未来を感じるロゴ。
ウエディングに関連するサービスということで最初にご提案したのは結婚式を少しイメージさせるモチーフを取り入れたロゴマークでした。また、立ち上げた4名から始まる…という意味も込めて、4つのモチーフを取り入れたりしていました。
しかし、恵里さんからこのような言葉をいただきました。
私たち4人のことはデザインから外したい。私たちはあくまでも黒子で、ロゴの中で光らせたいのは来てくれた人たち。
スタンスが見つかったり、考え方がスッキリとシンプルになったり、生き方を学べたり、強みが見つかったり、みんなのパワーをもらって明日からまた頑張れる。そんな場所を目指している。
ロゴには参加する人の未来像を連想するような、自分の輝く未来を感じるインスピレーションが湧くようなデザインがいいかもしれない。
ここから、ウエディングに関連したモチーフ、4という数字は使わずに、参加してくれた人が、ロゴを見たときにワクワクしたり明るい気持ちになれるようなロゴを目指しました。
そういった意味でもモチーフにした「窓」は室内に明るい光や空気を入れたり、新しい景色や様子を見たりするためのもの。参加してくれた一人一人が新しい窓を開けて、新たな学びや気づきを得てほしい。そんな思いを込めました。
テーマカラーとした3色について、白は「始まり」、水色は「変革」「自由」、ゴールドは「輝き」を意味しています。ステンドグラスのようなデザインにしたことで、少しウエディングの雰囲気を感じられるようにしました。
デザインにあたり考えたこと:03
親近感を感じながらも、
綺麗で洗練されたイメージは保つこと。
恵里さんとの打ち合わせの中で最初に出ていたのが、あまり「凄い」感は出したくないというお話でした。ウエディング業界では有名な4人がやられているからこそ、緊張してしまったり、参加しづらいという人も居るかもしれない。
洗練したロゴにはしたいけれど、親近感のある感じが良いかもしれない。ということで、ロゴタイプは格調高さよりも、可愛さや親しみやすさのあるオリジナルのゴシック体にしました。「i」には一人一人の輝きをイメージしたモチーフを入れています。
このロゴが出来上がった時に、わたしとしても「これはいいかもしれない…!」と思いつつお送りしたら、恵里さんに「サイコーにドンピシャです」とメッセージをいただいて、本当に嬉しかったです。その後も「我が子のように愛おしく、何度も見返してます。笑」とおっしゃってくれて。大切にしてくださっているお気持ちが本当に本当に嬉しい…。泣
恵里さんとはオンラインで一度お打ち合わせをさせていただいたのですが、結婚式やウエディング業界、そしてプランナーの方々に対する想いがとても素敵で。
ウエディングプランナーという仕事に誇りを持ち日々素敵な結婚式をつくられていること。そして、全国のプランナーさんを元気にしたい、ウエディング業界をもっと良くしていきたいという思い、30代のプランナーの方々が少ないという問題意識。ロールモデルをここからつくっていきたい、誇りを持って働き続けられるプランナーを増やしたいというお話。
わたし自身、結婚式を挙げたことはないのですが、初めて参加した結婚式が偶然なのか運命なのか(!)荒井さやかさんがプロデュースされた結婚式でした。きっとみなさんが大切にしていることには共通点があると思っていて、恵里さんが「人の人生をつくる仕事」とおっしゃっていたのが印象的だったのですが、本当にそうだなって結婚式を通じて思いました。
みなさんのお話をお聞きしていて、この方々ならウエディング業界を本当に変えられるかもしれない。このサービスを通じて幸せに働き続けられるプランナーさんを増やしたい。そのためにわたしにできることは何でもしたい、全力でお役に立ちたい!と思いながら、今回ロゴをつくらせていただきました。
ご一緒させていただけて本当に嬉しかったです。これからも一緒に育てていけたらいいなと思っています。素晴らしい機会を、改めてありがとうございました!
そしてプランナーさんを始め多くの方々に、ぜひSUEHIROのことを知っていただけると嬉しいです。毎週さまざまな学びの場が提供されるということなので、ぜひWEBサイトやFacebookページをチェックしていただけたらと思います。
日々お忙しい方々なのにもかかわらず、全国のプランナーの方々やウエディング業界のために、みなさん一丸となって本気で取り組まれていて、その姿勢や行動が本当に格好良いんです。一人でも多くのプランナーさんに素敵な想いが届いて、一人一人が幸せな夢を描くことができますように。