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NoMapsSOCIAL 2023を終えての学び3つ。

9/14(木)・15(金)の二日間に渡り開催された、今年初となる「NoMaps SOCIAL」が無事終了しました!お越しいただいた皆様、ありがとうございました🙇‍♀️

各セッションは事前申し込み制ではないので、どのセッションに何人の方が来てくださるのかは当日までわからず、デザインや広報を担っていた身としてはドキドキしていたのですが…。

結果としては二日間で700人を超える方々にご来場いただけたとのことで、とてもとてもありがたいです…!!(よかったーー!👏😭✨)

私はデザイン・広報チームとしてジョインしておりました!デザイナーとしてSOCIALが立ち上がるキックオフミーティングから参加し、気づいたことを忘れないようnoteに書き留めておこうと思います📝

NoMaps SOCIALとは?

札幌・北海道からテクノロジー・エンターテインメント・クリエイティブで世界を面白くするための複合型フェスティバル「NoMaps」。

2023年、新たな取り組みとして、参加する人がそれぞれの興味関心からNoMapsを楽しむきっかけを見つけてもらうために、さまざまな取り組み・コンテンツをカテゴリーに分けて展開されました。そのカテゴリーの1つが「SOCIAL(ソーシャル)」です。

<北海道を舞台に新しい価値を生み出すクリエイティブコンベンション>NoMapsにおいて、新たな枠組み「NoMaps SOCIAL」が本年度から始動します。課題先進地と言われて久しい北海道。多様なソーシャルプレイヤーがそれぞれ活躍する一方、単独では達成が難しい複雑な課題が数多く残されています。そこで民間企業、行政、NPO、大学などの研究機関が一堂に集まり、連携を深めることで大きなソーシャルインパクトを生み出す場を創出します。
社会課題解決を推進するトップランナーによるトークセッションを始め、企業、行政、NPO、大学関係者等と出会えるミートアップなどを開催。リソースや専門知識を共有し、学びと連携を深める二日間。ここから北海道のソーシャルインパクトが始まります。

▼ プレスリリース

▼ SOCIALセッション一覧

月に1度の定例会議&やり取りはオンライン

第一回の会議は、2022年12月27日。関わるきっかけは、別のプロジェクトを通じて知り合った(公財)北海道環境財団の宇山さんのお声がけでした。

SOCIALのリーダー、ソーシャルセクターパートナー・すくらむの久保さんと3人でお話させていただきました。お二人とも同世代だったので、年齢が近い方々とご一緒できるのも嬉しかったのと、何よりお二人ともめちゃくちゃ優秀で素晴らしくて、色々と学ばせていただきたい気持ちもありました。

"コレクティブインパクト"というキーワードは前職のコーディネーター時代から関心があったことや、ちょうど仕事への考え方もシフトし、もっと社会課題解決に関わる仕事がしたいと思っていたこともありました。

それから月に1度の定例会議を重ね、役割分担を行い、当日まではオンラインでのやりとりを中心にしながら、メンバーのみなさんと当日に向けて準備を進めてきたという形になります。本当にメンバーのみなさん全員が志高く素敵な方々で、ご一緒させていただけたことは大変光栄でした!

NoMaps SOCIALでの制作物

私はSOCIAL全体のデザインのディレクションを始め、制作諸々を担当しました。マルシェのフライヤー・ポスターは、ちふちゃんこと中野 智文ちゃんにお願いしました☺️

今回、SOCIALのビジュアルはSOCIALの大切にしていることでもある、民間企業、行政、NPO、大学などの研究機関などにいる多様なプレイヤーの皆さんが一堂に会す場ということだったので、さまざまなモチーフで抽象的にその様子を表現しています。

最初はNoMapsらしさを意識して、もう少し強い色合いで表現していたのですが、あまり気にしなくて良いとおっしゃっていただき、色合いも柔らかく優しい色合いに。

デザイン・広報チームの取り組みとしては、大きく3つの軸で整理できるかなと思います。

①WEB上での発信・制作物
②SNS上での発信・制作物
③当日の制作物

SOCIALの開催期間は木曜日・金曜日の平日だったので、ご参加いただく皆さんにはできるだけ早くスケジュールを確保いただくことが大切!ということで、情報をできるだけ早くWEB上で発信できるように、企画チームのみなさんにご協力いただきながら進めました。

サムネイル。セッションは私自身も興味深いテーマがたくさんありました✨
マルシェのフライヤーは、ちふちゃんが可愛く仕上げてくれました!本当にありがとう〜☺️♡

SNS上では「#NoMapsSOCAIL」などのハッシュタグをつけたメンバー全員での発信と、制作物としては当日参加された方が手元で見ながらタイムスケジュールや内容を確認できるパンフレットを制作しました。

パンフレット(写真左)とマルシェのフライヤー(写真右)。パンフレットは持ち運びやすいようA6サイズ(MAP折り)に。

私個人として、ライジングサンなどの音楽フェスに参加した際、パンフレットのポイントは「タイムスケジュールのわかりやすさ」「持ち運びのしやすさ」だと感じました。

わかりづらいと、しなくてもいいタイムロスをしてしまったり、見たかったライブを見逃してしまったり…。持ち運びがしづらいと、どこかで落として無くしてしまうことも。

今はWEBサイトやアプリで見ることができるものも増えましたが、いちいちセッション内容を調べて1ページ1ページ見ることも、結構な時間と手間がかかります。

その点、紙のパンフレットだと情報量は限られるものの、広げて一日の流れや内容が一目でわかることは紙に印刷した際の利点だと思います。なので、「とにかくコンパクトでわかりやすいパンフレット」を目指しました。

実際に見てもらった方に「SOCIALのパンフレット、わかりやすいね!」と言ってもらえたのは、とても嬉しかったです!

メンバーの皆さんでパンフレットを持って写真を撮って送ってくれました。嬉しすぎて泣いちゃう🥲

【学び①】デザイナーは「0→1」の「0」から参画すべき!

ここからは個人的な学びをいくつか備忘録として…。
私は今回キックオフミーティングから参加していますが、ビジュアルやサムネイル、パンフレットやポスターなど、制作物の話が出てくるのは全体の会議でいうと中盤〜後半にかけてです。

なので、通常デザイナーに「パンフレットを作ってほしい」などの依頼があるのは、企画がだんだん見えてきて、内容の目処も立ってきた所が通常だと思います。また、企画会議に出席したり、チームメンバーの一員として何か役割を担うことも通常は少ないと思います。

一方で、「0→1」の現場に参加していると、いいことがたくさんあります。まず、企画の内容や目的は最初から参加していると理解できている状態なので、表現に落とし込むための企画・内容を理解するための時間が不要になります

何よりどんな方々がメンバーにいるのかであったり、皆さんがどんな想いで参画しているのかを知った上で、この企画に至るまでのプロセスを全て目の当たりにしているので、解像度が高い状態で物事を考え、選択することができます

また、「どのような物が必要か?」という議論にも参加できるので、制作物を決める前の段階で意見や提案ができるというのも大きいと思います。

興味関心のあるテーマや分野であればあるほど、その分野で活躍する皆さんのお話やプロジェクトの進め方もとても勉強になると思います。もちろん全てのプロジェクトにこういった関わり方をすることは、使える時間にも限りがある以上難しいと思いますが、私の場合「常に1〜2つ、こういった関わり方でチームやプロジェクトに参画していたいな」と改めて思いました。

【学び②】団体戦より個人戦派だったけれど団体戦も面白い。

あまり信じてもらえないのですが(笑)、私は中学時代、陸上部でした(メインはハードル)。高校からは美術部で、基本的に複数人で何かをやる競技よりも、個人で何かをやる競技の方が好きなタイプでした。

というのも、私はマイペースな性格なので、周りにペースを合わせることが元々苦手な反面、色々なことにわりと気がついてしまう方だったので、大人数の場にいると疲れてしまうことも多く、チームで一丸となって何かを成し遂げる!ということをこれまであまりしてこない人生を歩んできました。

就職してからも"会社"という組織には属するものの、デザイナーとしては先輩と2人、もしくは一人で一つの案件を担当することも多かったので、大人数で何かをすることは今まであまりなく、どちらかというと苦手だなと思っていました。

でも、今回12名のSOCIALチームのメンバーの一人として活動させてもらう中で、役割をそれぞれ分担し、一人一人が得意なことでパフォーマンスを発揮し、お互いに認め合い、一つの目標に向けて一緒に作り上げていく中で、「仲間がいるってこんなにも心強いのか!」とか「組織で動くって面白いな」とか、チームで目的のために動いて達成すること=団体戦も面白いなあと思うことができました。

*普段は一人でパソコンに向かって仕事をしているので「仕事ができる」とお褒めいただけたのも嬉しくて、マスクの下でニヤニヤしておりました(笑)

とある日のミーティングの様子💻

【学び③】どんな組織でも面白いと思えるわけではない

「組織で動くって面白いな」と思えたわけですが、「じゃあどんな組織でも面白いと思えるのか?」というと違うだろうなと思いました。

目的は同じでチームになったとしても、機械のように個人のミッションを達成していくような組織だとつまらないなと思うだろうし、同じ成果を生み出せていたとしても、私が努力したことを価値だと感じてもらえなければ、やりがいを感じられないだろうなと思います。

なぜ面白いと思えたのか?を深掘りすると、私はこの8つを特に大切にしているんだな、と改めて気がつくことができました。

・ビジョンが明確なリーダーがいること
・一人一人が自分の役割を自覚していること
・その役割に責任を持ち、全うしようと各々が努力していること
・より良いものを生み出そうというクリエイティビティが根底にあること
・お互いを認め合い、感謝し合える環境であること
・間違いは素直に認め、他人のせいにしないこと
・一人一人の状況に寄り添い、臨機応変に対応し合えること
・会話のキャッチボールやリアクションの速度が近いこと

最近プライベートで色々と変化があり、来年以降のライフスタイルやワークスタイルについては色々と考え中なのですが、何かチームや組織に属する場合、ビジョンやミッション、取り組んでいることに共感できるかどうかだけではなく「自分が大切にしていることを相手も大切にしているかどうか」というところも含めて、自分がどこで、誰と、何をしていたいのか、しっかりと考えて生きていたいなと思いました。

終わりに

NoMapsSOCIALは今年初めての取り組みでしたが、SNSを見ていても「面白かった」「楽しかった」という声も多く、メンバー皆さんの素晴らしさを改めて感じると共に、これからも続いていく取り組みになればいいな、と思いました💐

改めて、SOCIALチームのリーダー久保さんをはじめ、宇山さん、大湊さん、小倉さん、高山さん、内藤さん、ちふちゃん、橋本さん、溝渕さん、村田さん、順子さん(※五十音順で失礼いたします)、本当に本当にありがとうございました&お疲れ様でした!

私はSOCIALを通じて初めてお会いした方も多かったのですが、みなさんとても優秀で心強く、ご一緒できてとても嬉しく楽しかったです。仲間とはなろうと思ってなれるものではなく、時間をかけてなっていくものなのだなあ、と当日に向けて共に準備を進めさせていただく中で感じました。これからもどうぞ、よろしくお願いいたします、、☺️!

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江川 南/RESUPPORT@フリーランスデザイナー
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