MARK 貴方に惹かれる理由
KーPOPに突如ハマった。
本当に、本当に一瞬の出来事だった。
まずは7人組のグローバルスーパースター。
次は13人組の自主制作多才グループ。
それぞれのグループに"推し"と呼ぶ人はいるものの基本的に私は全員リスペクトなので殆ど箱推し。
この時既に、一気に、20人の才能溢れる同年代の青年たちを応援していた。
その界隈に足を踏み入れれば踏み入れるほど、沢山のグループを知る。
次から次へと、魅力溢れるグループの事が知りたくてたまらなくなる。
そして、私の音楽感や感性をよく理解してくれる友だちが、「紹介」してくれるのだ。
もうこの時既に、20人。にも関わらず、次は革新的な文化技術をもつ彼らが私の心をゆする。
それは、【 NCT 】というグループだった。
出逢いは「MAMA2020」のFrom Home。
黒レースの彼のどこまでも伸びる歌声と、想いを込めて大事に大切に歌う姿に心打たれ、
黄色のイヤモニムさんの声に、惚れ込んだ。
洗礼された素晴らしい歌声、重厚感あるハーモニー、パフォーマンスする御姿や、立ち姿
そこがドンピシャであることはもうそんなの、好きになる他ない。
また、あっという間だった。
「NCT」 としての 貴方
YouTubeでNCT全員のメンバー(当時は23人)についての紹介動画があった。手始めに…思ったけど1人1分でも23分。大好きなテイルさんを筆頭に、次々と美しく才能溢れる男の子たちが次々と登場する。同い年のテイルさん、私と誕生日2週間ちがいと知り、嬉しくなったりもする。
その動画では「ラッパー」として紹介されていた貴方。
ふぅん、この子はラッパーなのね……
とりわけ顔がめちゃくちゃタイプでえ‼️
めっちゃ好き‼️‼️とか、
一目惚れ‼️とか、
ラップに惹かれる‼️とか、
そういうことはなく、動画を見進める。
すると「ダンス『も』得意‼️」というような紹介が続き、ダンスを踊る動画が流れた。
……⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️
おいおいおい…これはどう考えても
「ダンス『も』」というレベルではないだろ!
ダンサーのそれじゃない???!!!
この子ダンサーじゃなくラッパーなの???!
なんか直感でそう思ったのを、今でもなんかずっと鮮明に覚えている。
あと強烈に覚えているのはテンくんのダンス。地上で普通の靴で4回転くらいしてた彼は正真正銘の「ダンサー」として紹介されていて、そうだよねと深く頷いた。(実際はすごい歌声の持ち主でもあることをあとから知る)
でも、当時はそれ以上でもそれ以下でもなかった。
私は気になるグループを見つけた時、必ずと言っていいほど検索するコンテンツがある。
それはDingoの「Killing Voice」(愛称:🦒キリン)だ。
私はとにかく歌っている人を見ることが、歌声を聴くことが好きだから、いつもそこから入っていく。
メドレー方式で進んでいく楽曲たちは新曲を含みながら、押さえるべきところを押さえてある選曲だからこそ、初心者には大変有り難い。
宇宙一音楽の趣味があう姉からまず初めに紹介されたのは、ドヨンさんとテイルさん。
その2人を擁する「NCT127」の🦒が配信されていたので、勉強し始めた。
まだこの時も、貴方のことは
「ドヨンさんの隣にいるメンバー」だった。
お顔立ちを捉えるのは早く、名前とお顔の一致は早い方だった。
マークというのは本名?芸名?
""マーク""というメンバーがいるのを知った。
(🦒では左端の大きな優しそうなお兄さんに惹かれ、テイルさんの横のBOYがとっても可愛くて子犬ちゃんみたいだと思った、
そう、それはジャニさんとジョンウ。現在漏れなく推し。)
🦒を一通り観ると、「もっと知りたい」「もっと聴きたい」「もっと観たい」となり、ここからまた新たな世界に飛び込んで行った。
グループのことを深めていくなかで、メンバーみんなのことを知っていく。
貴方は
Mark Lee というお名前で
マーク、マクリ、マクなどと呼ばれていて
カナダ系の韓国人で
韓国語と英語が話せて
ラップもダンスも堪能で
…NCT DREAMを兼任していて❓
…Super M というグループにも所属していて❓
……ソロも出してる?の??
「NCT」全員での楽曲、「RESONANCE」は貴方のシルエットからの"叫び"で始まる。
…………え?なんなの超人なの????
この時くらいから
「この人は近づいたらヤバい」と本能がそう言っていた。
そしてそのことをシズニ仲間に仄めかすと決まって
「マークはいいぞ」
「マークからはもう逃れられないよ」
「マーク~~~~~‼️‼️‼️‼️」
と、そう返ってくる。
あぁ本当にやばいかもしれん。
意識しだした頃にはもう遅かったんだなと、今になって気づく。
「アイドル」としての貴方
「ダンス『も』できる」と称されていたラッパーの貴方、知っていくごとにやっぱり貴方は正真正銘の「ダンサー」で"も"あることを痛感する。
決して大きくなく、筋肉質!でもない、体型は至ってノーマル。でもダンスや、パフォーマンスは信じられないくらい力強い。
リズムに乗り出した瞬間から彼にしか出せないオーラが放たれ、一気に聴衆を引き込む。
振りを自分の中に納得するまで落とし込んで落とし込んで落とし込んでから、自分色を着色しているのがとてもよく分かる。
特に顔の使い方(決めポイントの顔の角度、パフォーマンス中の視線)が大好きで一気に虜になった。
しかし、それだけではとどまらない。
彼は所属しているグループの中で
メインダンサー 兼 メインラッパー だった。
彼のラップもまた勢いがあった。
ラップに関して詳しくはないけれど、唯一無二の声でリズムにピッタリ寄り添う澱みない旋律。しかしそこには常に力強いメッセージと等身大の彼の願いや想いが込められていた。
……普通こういうのは、メインダンサー 兼 サブボーカル とか、メインラッパー 兼 リードダンサー とか、「メイン」がつくのは1つなんじゃないの…………?
どっちもメインって何事???
すごすぎんか???
私は超絶プロフェッショナルの極み人間を見つけると自分のセンサーが反応する。
「あ、この人、本物だ」と直感が働くような。
(勿論私の推させていただいてる方々全員"本物"であることは大前提ね)
そして知れば知るほど心底尊敬し、憧れ、応援し、圧倒的に先を行く彼ら彼女らと自分を比べてたまに自分を卑下してしまいながらも、大抵は『私は私』と持ちこたえて自分をさらに鼓舞するタイプ(字面が面倒くさい人間すぎるよ)。
マークを知っていく過程で、
「あ、この人、凄い "好き" な人だ」が、どんどん更新されていく。
あ、やっぱり凄い。
あ、思っていた通りの人かもしれん。
あ、目で追ってたのマークだったわ。
あ、あーーーーーーーーーーーー(語彙喪失)
もうこうなると早い。
そんな中での「NCT DREAM The Dream Show2」の日本アンコール公演が決まった。
行かなきゃいけない気がする。
マークをこの眼で観たい。
マークから放たれるオーラをこの肌で感じたい。
有り難いことに、友達からお誘いを受けた。
「行きます」
ふたつ返事だった。結局、大好きちゃんとお姉様たちと、2公演も観ることができた。
確認しにいくまでもなかった。
金髪で少し長めの襟足、キラキラのヘアセットと黒基調のお衣装に身を包んだ貴方は、圧倒的オーラを放って登場した。
大好きな顔の角度(下からのアングル)で大モニターに貴方が大写しになった時はもう
「あああああかーーーん‼️‼️‼️‼️」と叫び、大好きちゃんの腕を鷲掴みしていた🦅
私握力めちゃあるけど…大好きちゃんの腕、大丈夫だったかな……
通称"箱"の演出ではロンジュンを操るような、妖艶なパフォーマンス。
Saturday Drip の強いつよいラップの圧、叫び。
BEATBOXでは冒頭1人で登場、圧巻のボイスパーカッションをやってのける。
リーダーとして、형としてメンバーを率い、メンバーの士気を高める。
CandyやBFEでは愛嬌も振りまきながら、メンバーと笑顔を交わし合い、軽やかに楽しく歌い踊る。
『アイドル』としての貴方に一層惚れ込んだ。
「私の推しは、マーク」
また1人、推しが増えた。
「1人の青年」としての貴方
しかし焦って急いで色々見漁ったり、知ろうとしすぎたりすると私の性質上ある種の"苦しさ"が勝ってしまう(時がある)。
だから、観たいと思った時に観たいものを観る。
聴きたいと思った時に聴きたいものを聴く。
知りたいと思った時に彼のインタビュー記事を読む。
そうすることにしている。
音楽やパフォーマンスだけでなく、彼の言葉もまた、彼そのものだった。
「職業:アイドル」として生きるパフォーマーとして、
そして等身大の青年として、
自分の言葉で自分の想いを語る人。
話をする時、「チンチャソルチキヤッカン………」と枕詞が付きがちなのは、その時々で深く考えて言葉を探し、選び、一番いいと思う言葉を紡いでいるからこそなんだろうと思う。
自分の言葉や行動にめちゃくちゃ責任をもつ、大真面目な人。
自分の生き方に誇りを持ちながらも、自分だからできること、自分がすべきことをその都度見い出し真っ直ぐ突き進む人。
志を同じくした仲間を尊敬し、互いにいい影響を与え合いながら仲間と一緒に進んでいく人。
高い目標を掲げ絶対にそれを越えるんだととにかく時間を惜しんで努力して努力して努力し続けられる人。
そして果てしなく高いレベルで本当に成し遂げる人。
そんな自分自身を、愛している人。
貴方が自分のことを「不器用魔人だ」と表現した時、凄く驚いた。でも、知っていくうちにその「不器用さ」も何だか分かる気がしている。
コンテンツや雑誌での彼の言葉がいつも人生の核心をついていて、最早勉強になった。
凄いんだよ本当に。
いつしか貴方のことを、私は
「ロールモデル」
と、呼んでいた。
私の推しは、マーク。
私のロールモデルは、マーク。
マークの生き様に惚れ込み、憧れを持つようになった。
私の前からいなくなってしまったロールモデルを、彼に見い出した。
それとともに、私も誰かのロールモデルとなりえるような生き方をしたい と強く思った。
2023.08.14 記念受験
私はいわゆる「オフイベント」にあまり興味がなかった。というか、それに対する欲があまり無かった。
というか、そんなすっげぇイベントに参加できるのは、たくさんたくさん愛を持ってお金をみんなより少し多めに出したひと握りの人に与えられる権利であり、最低でも1形態ずつしか買わない私なんかに得られる権利では全くないことも、薄々分かってきていた。
DJJは、全部「欲しい」と思った。初めて沢山の「同じアルバム」を買った。オフ会のことをよぎらなくはなかったし、そりゃあもちろん会いたかったけど、もちろんダメだった。
私にとって初めて「積む」に近い行為だったけれど、母数が少なすぎた。
コンテンツは観きれないほどあるし、LIVEにも行けた。彼の存在をこの目で確認し、彼の生のパフォーマンスを浴びて、心を沢山動かした。
「やっぱりこの人が好きだ」と、それと共に自分の生き方を再度肯定し、自分の進むべき道を再確認した。
マークに関しては、なんだか、それでもう既に充分だった。
それ以上のことは何も望まなかった。
烏滸がましい とすら感じていた。
逆に、万が一会えるようなことがあると、彼を前にしてしまうと、言葉が交わせようもんなら今のこの心地いい心身のバランスが、大きく崩れてしまうんじゃないかという不安の方が大きかった。
変だよね‼️でもこれが私なのでもうそこはいいのよ。変なので。
そんな中、めでたくISTJがリリースされた。
どこで買うか、店舗特典はどうだ、トレカの好みは、交換は…
欲がほんとうにない私は何も考えずタワレコに行き、可愛いと思った自動販売機デザインのものと、カッコイイ人がドン‼️と写った薄いヤツ(後にポスター版と知る)を買った。記念に。
もう既に欲は満たされた。
ISTJは、これにておーしまい。
対面オフイベントがある事、長くオタクをする友達も見たことの無い「カードお渡し」という部門がある事、mu-moで買えばそれに当たる可能性があることは小耳に挟んだけれど、上記した通り。私に権利が与えられるわけがないんだ。
神棚をせっせと作り、そこでISTJのリリースを祝った。
数日後、少しTLがザワザワしていた。
どうやら「ISTJ」オフイベの当落日らしい。
思っていたよりも、身近な友達が複数人当選していた。
あ………この子、生のヘチャンに会えるんだ。
短くても、ヘチャンと目を合わせて何かしらの言葉を交わしあえるんだ………
急に、その「対面オフイベント」が身近なものになった。
でも、その子は愛を持ってみんなより少しお金を捧げる子である事も同時に知っていた。
「私にその権利はない」
と、分かっていても、彼女が大好きな人に会えるという事実が嬉しくもあり、同時に羨ましくもあった。
少しだけ、心が霞がかった。
あの感情は「後悔」だったのかな。
しかし、幸運にも、それは第一回目の抽選▶︎当落 であり、その日から第二回目の抽選申し込みが可能になっていた。
「宝くじって買わないと当たらないんだよな」
オフイベと宝くじを一緒にしている時点でもうよく分からんけど、後悔が残る生き方はしたくない人間なので、ヘチャンペンの友達に初めてオフイベのことを聞いた。
「今回は枚数じゃなくてまじで運だよ」
「4~5枚の購入でも当たっている人がいるらしい」
そう返ってきた。
そうなの??!
それはいつもそうなのか、
今回が特別そうなのか、
「カードお渡し会」がそれを可能にしているのか…
そんなことは分からないけど、運なのであれば……
と、一縷の望みを見いだした。
そういえば。
トレカ一覧を見た時、絶対にほしいカッコイイ・マークがいたことを思い出した。全然違う表情をした下からの角度のマーク。それは自動販売機でもなく、ポスター盤でもなく、まだ自分の手元にない形態のものだった。
欲しいと思ったものを、買う。
8月14日。もちろん大きな期待を寄せることなく、「記念受験」と称してもう1つ「ISTJ」を、買い足した。
当落かいつかなんて、全然覚えてなかった。
2023.09.01 【重要】
その間に、とても沢山の出来事があった。
それは必ずしもいい事ばかりではなく、悔しく、悲しく、どうにもできないこともあった。
どうにもならない色んな複雑な気持ちと向き合って、でもそれでもメンバーは毎日毎日練習に明け暮れて、その日を迎える準備をしていた。その姿に私も感化され、前を向いて、「NCT NATION」を心待ちにしていた。
個人的には夏休みが終わった日で、早く仕事が終わったからその足で実家に向かい、姉と一緒にNATIONに向けてボードを作る約束をしていた。
日を重ねる毎にずっと、もっと、マークの魅力に惹かれていっていた。時にマークの全力疾走に体も心も追いつかず、自分を卑下してしまいそうになることもあった。
私はたまたまその時、大好きな横浜のお姉さんとカトクをしていた。そのお姉さんは、私とマークをよく重ね合わせて素敵な綺麗な言葉をいくつも並べてくれた。
18:54。TLを見ると、またあの日のようにザワザワしていた。あぁ、今日が最後の当落発表なのか。
なんの望みも持たず、とりあえずメールを確認した。「新着」に①の表示があった。新着メールとメインメールとがどう振り分けられているのか分からないけど、とりあえずポチッた。
初めてみる【重要】の文字列に心臓が軋む。
え えぇ…………え…………………???
??????????え!!!!!!
正真正銘の、当選メールだった。
信じられなくて、でも多分真実。
本当に手が震えた。駅のホームにいたけど、口を手で覆わないと声が漏れ出てしまう。
マークと会える
マークと目を合わせられる
マークと……………
とりあえず実姉、横浜のお姉さん、アドバイスしてくれた友達に事実を伝えた。
みんなして、心の底から祝福してくれた。
でもどうしよう、ド平日だ。
めちゃくちゃ晩じゃないかぎり、
仕事を休む必要がある。
推しに会うために、仕事を休むなんて勿論私の人生の中でしたことがない。
どうしよう、一番会いたいけど
今一番会いたくない。
どうしよう、どうしよう…………………
「行くんだよ」
「マークに会うんだよ」
「それ以外の選択肢はないよ」
「一緒に会いに行くよ」
お姉さんたちが、友達が、背中を押してくれた。
しかし、決断しきれない私。最後にどーーん!と背中を押してくれたのは、母だったりする。
「行きます」
心に決めた時にはもう、NATION間近だった。
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