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MLB部POG24~25の指名馬を見ていこうの回

はい
今回も内容はタイトル通り、TLの人達でやってるPOG24~25指名馬を見く回。

ルールはまた主催の人(くがさん)のnoteを参考に↓

ではとっとと本題へ


今年もこの一族によろしく

1巡 ブルージュ 牝 栗毛 社台枠

父 ブリックスアンドモルタル
母 サンブルエミューズ
母父 ダイワメジャー
兄弟 ヴェスターヴァルト ナミュール ラヴェル アルセナール
生産 ノーザンファーム
馬主 キャロット
厩舎 栗田徹 (美浦)

 1巡目は今年もよろしくサンブルエミューズの仔、ブルージュを指名。
 父はブリックスアンドモルタル、競走馬時代はBCターフなど芝を中心にG1 5勝を挙げ、エクリプス賞や最優秀芝牡馬のタイトルも獲得した超名馬。引退後社台Sに種牡馬として導入され昨年産駒がデビュー、サウジアラビアRCを制したゴンバデカーブースや兵庫GJを制したイーグルノワールなど芝ダート問わず活躍馬を輩出し、新種牡馬リーディングではスワーヴリチャードに次ぐ2位となった。
 母はサンブルエミューズ、名牝キョウエイマーチの血を引く牝系で兄弟にはBCディスタフを制したマルシュロレーヌや交流重賞で実績のあるバーデンヴァイラーがいる。競走馬時代は2~3歳の時は活躍も、古馬になって大敗続きだったり掲示板に入ったりな時期あったりの山あり谷ありなキャリアを過ごし引退繁殖入りした。しかしここからの実績凄まじく初仔ヴェスターヴァルトはOP入り、クラシック戦線で活躍し昨年マイルCSを制覇したナミュール、あのリバティアイランドにアルテミスSで勝利したラヴェル、クイーンC2着のアルセナールと活躍馬を多数輩出している。
ただこの安定感抜群の仔出しの一方で産駒がゲート難やカイ喰いの悪さを抱えている事が多い。(23~24もこれに泣かされた)
 所属厩舎はタイトルホルダーでおなじみ美浦の栗田徹厩舎。最近はあまりクラシックに縁のある印象はないが、牝馬なら同じキャロットのククナなどで実績がある。

 22~23のラヴェルから23~24のアルセナール、そしてこのブルージュと3年連続でサンブルエミューズの産駒を指名させてもらっていますが、もうある程度走れるのは当然というレベルの信頼(ゲート以外は)を置いているのであまり言う事はないです。初のStorm Cat系との配合になりましたがサンブルエミューズにここまで付けてきた種牡馬を見るとBlandford系のノヴェリスト、Danzig系のハービンジャー、サンデー系のキタサンブラック、Robert系のエピファネイアとどれも系統はバラバラ、それでいて前述した繁殖実績があるので血統どうこうの心配はないでしょう。
 POG本のコメントを見ているとデビューは秋ごろ、目指す舞台はNHKマイルになるのかな?秋以降でのデビューになった姉たちは賞金面で苦しんだのでそのあたり楽にコマを進めてくれたらいいなと思います。 

注目高まる父、母父同士が生むニックス!

2巡 ハイタッチクイーンの22 牡 黒鹿毛 非社台枠

父 キズナ
母 ハイタッチクイーン
母父 キングヘイロー
兄弟 アサマノイタズラ モカフラワー ツルマウカタチなど
生産 前野牧場
馬主 星野壽市
厩舎 相沢郁 (美浦)

 2巡目はジェゼ…ではなくハイタッチクイーンの22を指名。
 父はキズナカッターでおなじみキズナ。代表産駒は最強マイラーソングラインやエリザベス女王杯を制したアカイイト、DG穴党の味方テリオスベル等々で芝ダート距離問わず幅広い条件で産駒の活躍が見られる。特に現3歳世代産駒の活躍めざましく、皐月賞馬のジャスティンミラノ、桜花賞オークス3着のライトバック、ダービートライアルを制したシックスペンス、ジューンテイク等々活躍馬を多数輩出し評価は右肩上がり。
 母はハイタッチクイーン。芝のマイル~中距離を中心に走り中央通算3勝を挙げ、引退後は前野牧場で繁殖入り。繁殖実績はここまで6頭の内4頭が中央で勝ち上がり、2021年には4番仔のアサマノイタズラがセントライト記念を制し産駒重賞初勝利を上げている。
 厩舎は美浦の相沢郁厩舎。母ハイタッチクイーンや半姉モカフラワーの管理していた実績があるのは頼もしい。

 え~本来2巡目でジェゼロを指名する予定でしたが目の前で指名される事態が発生しふて寝、朝起きてまあこいつでいいやという感じで指名したのがハイタッチクイーンの22でした。とはいえ適当に指名したわけではなくしっかり◎でリストアップしていた馬でして、決め手になったのは大見出しにも書いた父キズナ×母父キングヘイローのニックスでした。この配合なんと中央デビュー8頭中6頭が勝ち上がっていまして、代表産駒としては重賞4勝のディープボンド、モルガナイトSを制したアサカラキング、イクイノックスの妹で注目を集めたガルサブランカ等々。またPOG期間内に重賞出走や3歳OP入りしたも多いの期待できました。
 一応順調に育成が進んでいるようですがデビュー時期は不明。兄弟のデビュー時期を見ると遅めにはなりそうな感じもします。血統的には距離は持ちクラシック向きだと思うので遅くなってもアサマノイタズラみたいに滑り込んでくれればいいかな。(ここを書いていて2巡目で指名して良かったのか不安になってきた)

名牝の妹も名牝!?

3巡 ガールクラッシュ 牝 黒鹿毛 非社台枠

父 キズナ
母 ノイーヴァ
母父 Temple City
兄弟 初仔
生産 ノースヒルズ
馬主 前田幸治
厩舎 安田翔伍(栗東)

 3巡目はガールクラッシュを指名。
 父はハイタッチクイーンの22と同じくキズナ。この産駒やらの解説は↑でしたので省略。
 母はノイーヴァ。米国産の持ち込み馬で競走馬時代は中央通算1勝、芝デビューだったが2戦目以降はダート1800を中心に走っていた。引退後はノースヒルズで繁殖入りしガールクラッシュが初仔となる。
 厩舎は先日ダノンデサイルでダービーを制した栗東の安田翔伍厩舎で母ノイーヴァもこの厩舎の管理馬だった。

 初仔ながら天井の高さに期待して3巡で指名しました。大前提馬格の良さや牧場コメントが良かったのはありますが、この馬を指名した理由は母の半姉にあります。この母ノイーヴァはあの名牝コーステッドの半妹、つまりガールクラッシュはダノンベルーガやボンドガール、今年デビュー予定のスティルセイレの従兄弟に当たるというわけです。実際名牝の妹だからと言ってノイーヴァも名牝になると言い切れるわけではないですが未知数な初仔だからこそ従兄弟達と同じような活躍を期待してここで指名させてもらいました。
 既に入厩していてゲート試験も合格済み、調教時計も出していてデビューへの準備が着々と進んでいるのは安心できますね。距離は行けて2000ぐらいまでと予想していましたが、牧場から持ちそうとのコメントも出ているのでクラシックを戦える事を期待します。

凱旋門賞馬の血を引く名牝のラストクロップ

4巡 グローサートラウム 牡 栗毛 社台枠

父 ダイワメジャー
母 ナッシングバットドリームズ
母父 Frankel
兄弟 ルージュエヴァイユ デインバランス リーチユアドリーム
生産 社台ファーム
馬主 社台RH
厩舎 武幸四郎(栗東)

 4巡目はグローサートラウムを指名。
 父は昨年の種付けを最後に種牡馬を引退したダイワメジャー。産駒はマイルから短い所を中心に活躍し代表産駒は22マイルCSのセリフォス、19阪神JFを制したレシステンシアなど、ダートではDGS2着のドンフランキー、JBCスプリントを制したブルドッグボスが出ている。現3歳世代では最優秀2歳牝馬アスコリピチェーノ、NZTを制したエコロブルーム、ボンドガールなどの活躍馬を輩出。種牡馬晩年の産駒も勢いは止まらない。
 母はナッシングバットドリームズ。無敗の史上最強馬Frankel×凱旋門賞などG1 5勝を挙げた超名牝デインドリームという超絶良血だったが故障により出走する事なく引退し繁殖入りとなった。繁殖実績はここまでデビューした3頭が全頭勝ち上がりを上げている。代表産駒はエリザベス女王杯2着や大阪杯3着などがあるルージュエヴァイユ、2番仔のデインバランスもわずか2戦での引退となったものの当時は期待馬の1頭だった。ナッシングバットドリームズは2022年夏に死亡しておりグローサートラウムはラストクロップに当たる。
 厩舎は栗東の武幸四郎厩舎。ライトクオンタムやドーブネ、エゾダイモンなど2歳時点で注目される管理馬が多い印象。

 この時点で◎でリストアップしていた牡馬がだいぶ減っていた上、2巡目でジェゼロを指名できなかった事でだいぶ予定が狂ってしまい、迷って迷っての指名になった感はありますが、かと言って悪い指名したとかいうわけではないと思います。上述した母の繁殖実績あり、期待かつ順調という牧場のコメントありとむしろ4巡目で取れたのはラッキーと言ってもいいでしょう。
 既に入厩しゲート試験も合格済み、調教時計も出しており、6/9の函館1200鞍上武豊でデビュー予定との事。距離は1600がベストで行けて2000までか3歳マイル路線での活躍を期待したい。

↑を予定していたようでしたが頓挫があったっぽい。まあこの時期なのでまだセーフでしょう。

ノーザン期待の新種牡馬!

5巡 ラサルダンの22 新牝 黒鹿毛 社台枠

父 サートゥルナーリア
母 ラサルダン
母父 Kingsalsa
兄弟 モンジュイック
生産 ノーザンファーム
馬主 野田みづき
厩舎 堀宜行(美浦)

 5巡目はラサルダンの22を指名。
 父は新種牡馬のサートゥルナーリア。名牝シーザリオ一家の1頭で、兄弟には既に種牡馬として活躍しているエピファネイアやリオンディーズがおり社台グループからの期待の高さも伺える。
 母はラサルダン。仏国の実績馬で競走馬時代はサンドリガム賞やインターコンチネンタルSなどを制し通算5勝を挙げた。引退後はノーベンバーセールで落札されノーザンファームで繁殖入り。Justify産駒で3歳の初仔モンジュイックがいるがまだデビューしていない。
 厩舎は美浦の堀宜行厩舎。22年ダービー馬タスティエーラや22年サウジアラビアRCを制したゴンバデカーブースを管理。短期来日の騎手をよく乗せることで有名(?)

 ここも4巡グローサートラウムの指名と似ていてジェゼロが指名されて焦った形で代わりの新種牡馬枠として指名しました。とはいえ◎でリストアップしていた1頭でサートゥルナーリア産駒の中では牡馬ならジェゼロ、牝馬ならこのラサルダンの22と言ったぐらいには期待をしています。この馬最大のポイントは馬体で、特にトモの発達が凄まじく今年カラーパドックで見た中では5本の指に入るレベルの好印象でした。
 デビューは秋ごろとの事。サートゥルナーリアがどういう種牡馬かはまだわかりませんが血統的にはマイルが主戦場になるでしょう。あとは個人馬主で情報が集めずらいので入厩するのをゆっくり待ちたいと思います。

その力、既に古馬級ッッッ!!!

6巡 スターウェーブ 牡 鹿毛 社台枠

父 Kingman
母 コスモポリタンクイーン
母父 Dubawi
兄弟 Frankness
生産 ノーザンファーム
馬主 TNレーシング
厩舎 武井亮(美浦)

 6巡はスターウェーブを指名。
 父はG1を4勝、通算8戦7勝の英国の名マイラーKingman。日本に持ち込まれた産駒では21年NHKマイルを制したシュネルマイスターや21年チューリップ賞エリザベスタワーがいる。
 母はコスモポリタンクイーン。英国で通算2勝、姉にはインターナショナルSを制したArabian Queenがいる。初仔は英国でFrankelとのFranknessという牝馬を出しているがその後ノーザンファームで繁殖入り、日本での産駒はスターウェーブが初となる。
 厩舎はいろんな意味で話題になりがちな美浦の武井亮厩舎。22年ダービー3着のハーツコンチェルトや去年の東スポ2歳Sを制したシュトラウス、ダービー4番人気のアーバンシックなど毎年3歳戦線上位に名を連ねる管理馬が出ているので期待。

厩舎がアレで人によって評価が分かれそうな感じな馬ですが、2巡でジェゼロを取れなかった事を引っ張っていたこれまでから流れを変える目的で一撃がデカそうなスターウェーブを指名しました。
 このスターウェーブ、セレクトセールでは超筋肉質な馬体が注目され、3億3000千万という超高額で落札されました。POG本での評価もその落札額に劣らず、コメントの中には「古馬」という言葉も出るほど。でもまあ普通は牧場の良いコメントなんて話半分に聞いておくのが相場なんですが、ここが違ったのがこのスターウェーブ。既に入厩済みで調教時計も出していますが4/28には坂路で4F54.7-ラスト1F12.5、5/15にはCWで6F80.9-ラスト1F11.8(しかも加速ラップ)という2歳馬とは思えない時計をたたき出しており、コメント通りの古馬のような動きを見せていました。
 デビューは新馬戦開幕週6/2の府中1400を鞍上三浦皇成を予定しているとの事。最終追い切りもCWで6F85.0-ラスト1F11.8の好タイム出しており期待は高まるばかり。血統的にはおそらくマイルが限界で同厩舎の管理馬シュトラウスのようなローテが理想でしょう。

宇宙ロボット襲来

7巡 キングノジョー 牡 鹿毛 社台枠

父 シルバーステート
母 パレスルーマー
母父 Royal Anthem
兄弟 パレスマリス アイアンバローズ ジャスティンパレスなど
生産 ノーザンファーム
馬主 TNレーシング
厩舎 田中博康(美浦)

 父は幻のダービー馬シルバーステート。産駒は1600から2000までが中心で中山得意なのも特徴。代表産駒は23年七夕賞セイウンハーデス、23年NZTエエヤンなど。
 母はパレスルーマー。米で通算16戦3勝を挙げ繁殖入り。3番仔パレスマリスがG1ベルモントSを制すなど繫殖牝馬として実績を上げた。その後2013年のノーベンバーセールで落札されノーザンファームで繫殖入り。日本での産駒の活躍凄まじくデビューした5頭中4頭が勝ち上がり、天皇賞春を制したジャスティンパレスやステイヤーズSを制したアイアンバローズが出ている。昨年ダーレーJFがパレスマリスを種牡馬として導入。数少ない持ち込みの産駒だけでもジャンタルマンタルやノーブルロジャーなど活躍馬が出ており、今後パレスルーマーの一族が日本競馬を語るにおいて外せない存在になる可能性も低くはない。
 厩舎はレモンポップやローシャムパークで好調な美浦の田中博康厩舎。指名したのはキングノジョーだけだが他に同厩舎から6頭ほどリストアップさせて貰ったので今季は注目していきたい。

 スターウェーブから続いてまたTNレーシングの超高額馬を指名しました。最後の牡馬枠は無難な名牝からの指名で締めようというわけで特にこれと言った理由はないです。
 気になるのは父がシルバーステートなところでしょうか。種付け前年にディープが他界していて代わりに後継枠だったシルバーステートつけてみたとかそんなとことは予想できますが、最近怪しさを見せ始めている産駒なのがやはり不安。距離や早熟性はステイヤー且つ古馬になって結果を出したアイアンバローズとジャスティンパレスがいるこの一族の力でカバーしてくれることを期待します。
 デビューは秋予定らしく兄ジャスティンパレスのローテなんかが理想的でしょう。しかし秋デビューと書かれていたら12月デビューとかになったりするのがPOGなんでゆっくり待ちましょう。

アイムオールレディマスキュラー

8巡 デアマトローナ 牝 鹿毛 社台枠

父 キズナ
母 ホームカミングクイーン
母父 Holy Roman Emperor
兄弟 Shale ダノンマッキンリー アイリッシュパール
生産 ノーザンファーム
馬主 サンデーレーシング
厩舎 国枝栄(美浦)

 8巡はデアマトローナを指名。
 父はキズナ。ガールクラッシュと同じく解説は省くが、このPOGでは全140頭の指名の内24頭もこの産駒から指名された(縛り指名してる人もいたけど)
 母はホームカミングクイーン。兄弟には凱旋門賞や愛ダービーと名だたる大レースを多数制した名馬Dylan Thomas、英オークス2着の実績に産駒から複数の重賞馬を出している名牝Remember Whenがおり、ホームカミングクイーン自身もG1英1000ギニーを制している超エリート一家の一頭。繁殖としても実績を上げおり、愛国での産駒ではG1 モイグレアスタッドSを制したShaleに日本での産駒にはファルコンSを制したダノンマッキンリーが出ている。
 厩舎は美浦の国枝栄厩舎。2026年2月で定年引退のため現2歳世代がクラシック挑戦最後の世代となる。アパパネにアーモンドアイなど多くの名牝を手掛けた手腕に今年も期待大。

 最後の社台枠を使った指名はデアマトローナにしました。社台枠から母マラコスタムブラダでドゥラメンテ産駒のエスタンシアとの2択で悩みましたが、POG本のエスタンシアのコメントにあった「順調に行けば」というのが引っかかったのでデアマトローナを選びました。
 血統の良さは↑で書いた通りですが、この馬の最大のポイントはやはり馬体でしょう。国枝先生が「全身が筋肉」とコメントするほどにとにかく筋肉量が凄まじく、パンパンに膨れ上がった上腕やトモからは素人目でも他馬との馬体の違いがよく分かり、レースでどれほどのパワーを魅せてくれるのか非常に楽しみです。一方で首差しの太さ短さも気になり距離はあまり持たないかもしれません。
 入厩済みでゲート試験も合格済み、6月22日の府中1400を鞍上ルメールでデビュー予定との情報あり。将来的にはスプリントが主戦になりそうですが、2~3歳戦の期間ならマイルでやれるんじゃないかなと思います。

社台枠の落とし穴

9巡 ラルガメンテ 牝 鹿毛 非社台枠

父 ドゥラメンテ
母 メジロツボネ
母父 スウェプトオーヴァーボード
兄弟 グローリーヴェイズ カヌメラビーチ エゾダイモンなど
生産 レイクヴィラファーム
馬主 シルクレーシング
厩舎 尾関知人(美浦)

 9巡目はラルガメンテを指名。
 父は今年デビューの産駒がラストクロップのドゥラメンテ。G1 3勝タイトルホルダーに牝馬2冠スターズオンアース、牝馬3冠リバティアイランドと産駒の活躍凄まじい。昨年は11年間連続リーディングだったディープインパクトを破り種牡馬リーディングに輝いた。(ディープのラストクロップが6頭だけだったのもあるけど)
 母はメジロツボネ。その馬名から分かる通りメジロの一族で3代母メジロヒリュウ、2代母メジロラモーヌと名牝のラインを継いでいる。競走馬時代は芝の短い所を中心に通算26戦4勝、引退後はレイクヴィラファームで繁殖入り。初仔から香港ヴァーズを2勝したグローリーヴェイズを輩出した。その他産駒は中央通算3勝のカヌメラビーチ、POG22~23で注目馬だったエゾダイモン、レイクヴィラファームでリードホースとして活躍中のオハギなど。
 厩舎は美浦の尾関知人厩舎。去年は菊花賞を制したドゥレッツァや凱旋門賞4着のスルーセブンシーズで注目された。グローリーヴェイズも同厩舎の管理馬だった。

 リストに〇以上を打った非社台牝馬がもうこのラルガメンテしか残っておらず▲以下のメンツも激薄だったので指名しました。後でも書きますがリストアップの甘さが出てしまいました。
 なかなかキツイ状況からの指名になりましたが、もちろんこのラルガメンテにも強みあり。それはレイクヴィラファーム生産の非社台枠で指名できながら育成がノーザンという点です。育成がノーザンなら8割は社台馬みたいなもの、社台枠6頭までの壁を越えて実質7頭目の社台枠を指名できているというのは多少のアドバンテージになるんじゃないでしょうか。(まあこの理論が通るのは社台馬に指名頭数制限のあるこのPOGだけですが)
 既に入厩済み。先日ゲート試験に受かったばかりなので一旦放牧調整から夏終盤頃にデビューとかでしょう。上手くいけばクラシックで戦える距離適性は持っていると思います。

あの一族からもう一頭

10巡 ビッグバンドビート 新牡 鹿毛 非社台

父 McKinzie
母 キャストインシルバー
母父 City Zip
兄弟 初仔
生産 木村秀則
馬主 福盛訓之
厩舎 清水久詞(栗東)

 10巡はビッグバンドビートを指名。
 父は海外新種牡馬のMckinzie。競走馬時代はダート1600~2000あたりを中心に活躍し、ペンシルベニアダービーなどG1 3勝を挙げている。今年が産駒デビュー年で日本では6頭が登録されている。
 母はキャストインシルバー。パレスルーマー一家の一頭で、この一家の凄さはキングノジョーの所で書いた通り。ビッグバンドビートが初仔となる。
 厩舎は栗東の清水久詞厩舎。キタサンブラックを管理していた厩舎であり、今年はキタサンブラックの半弟シュガークンが同厩舎からダービーに出走した。

 本当はウインブライト産駒のウインスティーガを最後の新種牡馬枠で指名するつもりだったのですが、深夜のテンションからか変に色気を出して海外の新種牡馬から急遽リストアップし指名したのがこの指名です。
 まあ一応パレスルーマーの一族と言う事で存在は前々から知っていましたし、シンプルに超良血なので全然ダメな指名とかではないと思います。育成は森本スティーブルという所らしく最近の育成実績をみるとエルトンバローズやトレド、スウィープフィートにサントノーレとかなり期待できそうでした。
 デビュー時期は不明。父McKinzieなのでダートメインになりそうです。母父City Zipが気になりますがパレスルーマー牝系の力で距離を持たせてダート三冠とかでやれればと思います。
 オーナーの福盛訓之氏は馬主生活を発信するyoutubeをやっていて、他の個人馬主所有の馬よりは情報が得やすいのは助かります。

 これを書いているのは6月2日、もう数時間もすればスターウェーブがデビューしてしまい追記をしなければならなくなるので適当に指名の反省と今季の目標を書いてとっとと締めます。
 まず指名についてですが、反省点は終盤の指名から分かる通りリストアップの失敗です。自分の選馬眼を試してみたいというのもあって、カラーパドックで馬体が目に留まった馬を上げていく形でリストアップをしてましたが、牡馬113頭に対して牝馬57頭という無茶苦茶バランスの悪いリストになってしまいました。それのせいで終盤牝馬が枯渇、特にラルガメンテの指名理由なんて酷いってもんじゃないでしょう(もちろん馬は悪くないが)。次回は選馬眼を試すのもいいですがもう少し計画的にリストを作りたいと思います。
 逆に良かった点をあげるとしたら天井の高そうな指名をできたことでしょうか。まあ天井が高そうな指名と言っても中盤のベタな指名のことですが、ベタな指名だからこそ当たった時の爆発力があるという物。POG初めてこれまで経験したことのない大爆発を引けることを期待します。

 次に今季の目標ですがめんどくさいので箇条書きにします。
・シーズン15000pt超え
・重賞勝ち
・クラシックに乗せる
・指名馬から複数頭G1出走
・指名馬全頭デビュー
・最終順位TOP5
まあ去年できなかったものを今年達成しようって話なんですが、この内から3~4つぐらい達成できればいいかなと思います。

はい
ではここまでと言う事でMLB POG部24~25の参加者の皆様
いやこの世の全てのPOG24~25に参加している皆様

対戦よろしくお願いします!!!!!!



オマケ

指名したかった馬や気になった馬を何頭か上げときます。

ジェゼロ
↑で何度も書いてるけど本当に欲しかった。サートゥの産駒の中では一番いいと思う。
エオアリイ
非社台2歳馬ランキング組むなら間違いなく1位。サンブルエミューズの産駒がいなかったら1位入札もあったかも
ドゥアムール
去年ロータスワンドで失敗した函館2歳Sチャレンジにリベンジしたかった。
Villarricaの22
一発回答を出したToo Darn Hot×アーバンシーの牝系にはロマンあり。高齢出産ぽいのと母父Selkirkは若干気になるけど
リバーバレイト
ほぼほぼラヴェル。指名しようか迷ったけどあんまり贔屓指名しすぎると今後困りそうなのでやめた。
クラヴァンス
ヴィブロスの息子。シヴァースがモーリス産駒であれだけ動けてたから注目してたけど指名する余裕なかった。
ニシノイッキサス
10巡目で指名するか悩んだけど旧TwitterことXでポストしずらい馬なのでやめた。
Malibu Pierの22
コーステッドとノイーヴァの下。新種牡馬Vekoma産駒なのもあって気になったけどダート牝馬だったらPOGじゃ扱いに困るのでやめ。
ドバイミッション
噂のデカい奴。◎でリストアップはしたもののドラフト中は見向きもせず終わったしまった
ミッキーチャームの22
ドラフト中は意識してなかったけどこういう馬を上位で抑えれるかは重要と実感。

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