対照と対称|Kissからはじまるミステリーヴァージン
Kissからはじまるミステリー(1997) / KinKi Kids
ミステリーヴァージン(2013) / 山田涼介
ドラマ版金田一少年の事件簿の本楽曲たちは、
対照的であり、対称的であると思っています。
ミステリーヴァージンは、歌詞で分かりやすくキスミスを引用してますが
それ以上に、美しい対比がすごく私は好きです!
対照的:二つの事物の違いが、非常にきわだって認められるさま
対称的:物の形や配列などがある線を境として左右、相似であるさま
君はミステリー ∽ 本当の君を知りたい
"相似形"
どちらの楽曲も、
「突然つれな」くなる「魔女の振り子」のように
あるいは
「無理やり笑」って「繕うコトに慣れ」た
謎めいて本心が掴めないミステリー=君に向けた詞となっています。
1997年の少年であるぼくも、
2013年の少年である僕も、
謎だらけなミステリーである君に心奪われて
君のことばかりを綴っているのです。
どちらも発売当時から聞いているわけですので
どちらも大好きです!
特にKinKiの方はYouTubeで直近のふたりが歌っていますよね。(リンク見てください)
Aalbumに収録された儚く拙い少年のふたりも、
円熟され、青い時代を振り返るようなふたりもいいですよね。
現在のコンサートでもキスミスが歌われると「君が欲しい」の後ちゃんとコールするファンの姿が浮かびます。
ミステリーヴァージンはね
山田くんがすきだから
ほんとに………(語彙力皆無)
ミステリーヴァージンパッケージされた山手線も、当時乗りましたね。
大学登校時だったかな。多分
君が欲しい、狂おしい恋 ↔ 君を必ず、救いたい愛
"対比"
歌詞を見ると、
キスミス主人公は危うく、もろくて背徳的。
非常に他者に依存的で、
自分で心を解き明かすのではなく望遠鏡で覗こうとする。
その上、君の他には何も要らないし、世界中を敵に回しても愛したいし、君の匂いにときめいて尾行する。
など、欲求丸出しでイケメン少年だから許されたのでは
君が欲しい、君が欲しい、君が欲しい。
ちょっと令和だとこの感性は許されないかもしれないくらい、とにかく依存的な、危うい恋をしている。
ミステリーヴァージン主人公は危うくもまっすぐで断定的。
絶対に、みたいな。
見えない謎に惑い狂わされながらも、必ず、全てを、というような表現が多い。
望遠鏡などを使わずに自分の力で解き明かしたいという意欲を感じそう想われる君ってどんな子なの山田くん教えて
そう、相手は謎だらけで本当はどんな子か分からない。そもそも取り繕うタイプなど、本来危険だ。でも僕は解き明かしたい。この手で。君の本当の笑顔を見せて欲しいからってマジか〜〜〜〜!!!!!!
それは愛なのかもしれない。
どちらの青々しさも危うい。
危うくきらめく愛情に、
けれど私は平成中期〜後期の青春時代を送ったので、
私個人の感性で言えばミステリーヴァージン主人公に惹かれてしまいます。解き明かしてよぉ!!!!!!!!
おまけ
"愛のかたまり"
本家(Hey!みんな元気かい?収録)
↔
カバー(ミステリーヴァージン収録)
ぜひこれ比較してきいてほしいんですけど
カバーがリリースされていた当時から身内には言ってましたが、
本家は「愛のかたまり主人公のかよわい女の子女性」
カバーは「この冬も超えてもっと素敵に」なりそうな「変わっていくあなた」に聞こえるんですよね……。山田くんの拙い少年さがそう聞こえさせるんだと思います。本当にそう聞こえるんです。
比較して聞いてください!!!!!
光一くんに憧れた山田くんが愛のかたまり歌うってさいこうじゃんか。だって。
もうすぐ有給休暇なので、休暇来たら山田くん版金田一見てきます。懐かしい。内容全然覚えてない。