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俺が欲しいから作りました

ついさっきこんなツイートを拝見して。

これはきっと正しい。僕もとにかく「自分がそれを欲しがれるか」という基準で描いたりしてる。

でもこのコロナ禍でそうも言ってられなくなったのが現状。とにかくみんなが望むものって何だろうと考えている。オーダースケッチもそれに当たるし、グッズもいろいろ考えたりしている。

ここ最近は「自分が欲しい絵」を描けない仕事は断ったりしてきた。だけど、残念ながら今の所それだけでは生活できない。その事実を改めて突きつけられた形だ。まぁ気付かぬフリをしていただけなのだけど。

幸いにもオーダースケッチは好評で、僕にとっては大切なコンテンツだ。きっとこれはしばらく続けていくと思う。毎月20人でも描ければ、とりあえず家賃や光熱費は払えるし、喜びの声が1番届くから単純に嬉しい。

でもこのまま「みんなが望むもの」ばかりを考えるのは良く無いなと感じていて。それはすなわち「お金になるもの」ばかりを考えるということ。どんどんと余裕がなくなる。心に余白がなくなる。

みんな「とにかくできることを」と頭をひねって、それぞれの場所を守ろうとしている。お金を作ろうとしている。僕もそうだ。だけど、ちゃんと自分の輪郭は崩さずに保っていたい。

「俺が欲しいから作りました。」

こんな時だからこそ言いたい言葉です。

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中村雅紀 / Masaki Nakamura
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