
Photo by
4hintaro
かわいいの向こう側へ
自画像を描き始めてたったの5日だけど、早くも自分の容姿に寛大になり始めた感覚がある。僕はイケメンではないから、自分の顔を見てテンションが上がることはまずない。一度見たら忘れられない顔とは言われたことがあるけど、喜んでよかったのだろうか。
昔すべらない話でほっしゃんが「初めてメガネをかけて感動して、彼女に会いたくなって会いに行ったら、思ったより可愛くなかった」という酷いけど面白い話がありましたが、それの自分の顔バージョンがよくあります。
でも自画像を描き出してからは「まぁ芸術にはなり得るな」と思えるようになりました。くだけた言い方をすると、「絵にしちゃえばいいじゃーん」という感じですね。
わりと異性に対してもそう思うようになっていて。自画像を描く前、絵のスタイルを変え始めたころから「誰が見ても可愛い女の子」を見てもあまり何も感じなくなりました。なんというか、可愛いとみんなから言われてる様子を見ても、ちょっと失礼だけど「表面的だなぁ〜」なんて思ってしまったり。
これは「可愛い子をかけば可愛い絵になる。そこから脱したい。」という自分の絵に対する願いも大きく関係してるかなと思います。可愛いと褒められるのは嬉しいですが、僕としてはその先に行きたいとずっと願っています。
僕はこの自画像を描き続けることでそこへたどり着けるのでしょうか。
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