僕らの責任
ネット上での発言について、いわゆる「ヘイター」について議論されておりますが、ビリー・アイリッシュ先生が素晴らしいメッセージを発しております。
タイトルにもなっている「あなたの意見は私の責任ではない」という言葉。これが本当に素晴らしい。この言葉がもっと早く世に出ていれば、救えた命があったかもしれないと思うほどに。
言論の自由という言葉をよく目にするけど、僕は受け取る側も同じぐらい自由だと思っている。そして自由であるということは、責任があるということだ。
言葉ならまだいいかもしれない。でも人は、人の存在ですらコンテンツ化して自由に受け取り、意見する。メディアに出る人々は、ただ姿を表すだけで意見として捉えられ、たくさんの人に消費されるのだ。
彼女が言う通り、彼女のことをお腹だと思う人もいれば、お尻だと思う人もいる。もはやなんでもありだ。そんな無法地帯を僕らはメディア上に作り上げている。
こんな無責任な場所が世界にあるだろうか。そう考えると、恐ろしくもある。
ある人に対して意見するとき、僕らは責任が取れるのか?意見するだけしておいて「お前が悪いんだ」と責任を相手に押し付けていないか?
僕にだって嫌いな人はいる。だけれどそれは、僕の責任だ。相手ではない。でもそれを相手に伝えてしまったら、人によっては「自分が悪い」と捉えてしまうかもしれない。そうなったらどうやって責任をとる?
もう一度よく考えたほうがいい。発する側に責任があるのと同じぐらい、僕らには受け取る側の責任があるということを。
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