CDataさんの Excel add-in for kintone試してみた
この記事は、CData Software Advent Calendar 2021 12月14日分になります
はじめに
こんにちは、元kintoneエバの新妻と申します。最近は、ICT教育関連のジャーナリスト的なことに仕事が移ってきて、毎日マインクラフトを眺めています。たまには、違うことをしないなーと思い、CDataさんがkintone向けの製品をリリースされたことを耳にして触ってみることにしました。
kintoneとは
CDataさんのアドベントカレンダーなので、kintoneのことをあまりご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。最近は「ひょうけいさんあけてください、ひょうけいさん」などのCMで、「きんとーん」という言葉だけは聞いたことがある方も多そうです。あれですよ、あれ木村文乃さんが尊いお姿で雲に乗ってるやつです。
まあ、あれだけではkintoneがなんだかさっぱりわからないと思うので、この場ではWebベースの簡易データベースであり、アプリ作成のプラットフォームぐらいに認識しておいていただければよいと思います。実際はもうちょっとややこしいのですが、それはサイボウズさんのWebサイト他をご覧下さい。
kintoneのアプリとは
kintoneで作った「アプリ(データベースのようなもの)」を見てみましょう。細かい説明は省略しますが、こちらはサンプルとしても提供されている「顧客リスト」。kintoneのハンズオンでは定番の1つです。20件ぐらいのデータが入っています。ブラウザーベースで、一覧やそれぞれの詳細が見られます。この画面を作るのも簡単というのが売りです。
このサンプルは、たかだか20件なので、すっきりしていますが、企業によっては顧客データが数十万とかそういう単位になってもおかしくはありません。そうなってくると、使い慣れたExcelでkintoneのデータを分析したいなあというのは自然な流れです。
Excel Add-inを入れてみる
こうしたケースで便利なのが、ここで紹介する「Excel Add-in for kintone」です。30日間の無料トライアルが可能です(メアドの登録のみ必要)
ただし、Windows環境専用なのでMacユーザーは指をくわえていましょう(いないか)。
インストール自体は簡単でした。Excelに「CData」というリボンが追加されて、めでたしめでたし。リボンを開いてみると、kintoneとのデータ接続などのアイコンが見えます。
Excel Add-inとkintoneをつなぐ
kintoneはクラウドサービスですので、外部からデータを持ってくるためには、なんらかの認証が必要になります。kintoneには選択肢が2つあって、ユーザー/パスワードの組合せかアプリ毎に設定できる「APIトークン」のどちらかを使います。今回は、APIトークンを使ってみます。APIトークンの設定方法とかは、kintoneに詳しい人に聞いて下さい(おい)。
あとは、kintoneのURLとかアプリのApp id(アプリのIDを数字で指定するもの)と設定したAPI Tokenを入れて、「接続テスト」のボタンで確認します。
間違いがなければ、さくっとつながります(そりゃそうだ)。
つながれば、あとはデータをExcelに表示して、あれやこれや好き放題、便利ですね。修正や挿入もその場でできるみたいです。
注意事項
すごく大事な話を1つ忘れていました。Excel Add-inのような連携サービスを利用する場合、kintoneのスタンダードプランが必要になります。簡単に言うと「高い方」です(ひどい)。
kintoneを表計算っぽく使いたいという需要は地味にあるようで、他のベンダーさんも連携サービスを出しています。いろいろ比べられるよい時代ですね。そんな中で、そのものズバリのExcelと直につなげられるこのAdd-inは、CDataさんらしい、良い製品だと思いました。
「でもおたかいのでしょう?」
いくらなのか知りませんが、きっとそこまであこぎじゃないんじゃないでしょうか(笑)
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