愛すべき土佐弁たち⑤「あそぶ」
むすめが、1~2才の頃だったか…近所をふたりで散歩していたら、前から乳母車のおばちゃんたちが数名やって来た。
この高齢者用の乳母車は、荷台がイスになる優れもので、ぱかっと座面を開けると、ティッシュやらの他に、どの乳母車にも必ず茶筒に入った飴ちゃんがあった。
おばちゃんといっても、ここらでは75才にならないと老人クラブに入れないので、老人クラブのルーキーよりちょっとシニアなみなさん…くらいのお年頃。
子どもを見ると、おもむろに乳母車の座面を開けて、茶筒のふたを最初に開けた人から順に、むすめに飴ちゃんをくれる。
だいたい、1時間散歩をすると、5~6こ飴をゲットできるので、帰る頃にはむすめのポケットはいつもパンパン。
そして、行き当たるたびに「おぉ、どうしゆうぜよ(あら、元気だった?)」と、とりとめのない会話が始まる。
おばちゃんA : 「望美ちゃんは、仕事に行きゆうんかよ?」
わたし : 「いえ、まだ保育所に入れずに自分でみようと思ってるんで、仕事はまだまだ先ですね。」
おばちゃんB : 「じゃあ、毎日あそびゆうがかよ」
(あそびゆう?!💧)
わたし : 「いえ、遊んでないですよ~子育てしながら家事もしたりバタバタで💧」
おばちゃんC : 「じゃけ、仕事に行きやせんがやお?」
わたし : 「はい」
おばちゃんA : 「やっぱり、あそびゆうがやいか」
(遊んでないもん!(*`Д´)ノ!!!)
おばちゃんB : 「そりゃ~あそんでおったら、時間もて余して退屈じゃお。」
(だーかーらー、遊んでないってば!)
仕事に行かない=遊んでいる…同義語なんですね💧
「嫁を飼う(=養う)」という表現を、別の記事でご紹介したことがありますが、たぶん数ある土佐弁のなかで、この「あそぶ」と「飼う」は、私が絶対にゆずれない誤変換ワードのツートップにくると思います。
だって…だって、遊んでないもん!(T^T)
24時間営業で、子育てしながら主婦業している方なら分かってもらえますよね(>_<)💦
遊んでませんから~~~~~(。´Д⊂)💦