ブラックミラー_ジョーンはひどい人
盲目的に利用規約に同意したことで、身の回りのデバイスから個人情報を抜き取られ、高度なAIで主人公のリアルな生活が脚色されたうえでコンテンツ化、動画配信サイトで公開されるという話
誰しも利用規約に盲目的に同意する経験はあるだろうし、デバイスから個人情報抜き取られ、パーソナリティにフィットした広告が展開されることは身に覚えがあるだろう
近未来SFではあるが、近い将来であることを感じさせられ危機感を煽られるという意味でも面白かった
ストーリーとしても、自分の人生が自動操縦のように進んでしまっている主人公が、紆余曲折を経て自分の人生を取り戻すというハッピーな仕上がりとなっており、後味のよい作品だった
タイトルにもある、ひどい人、というネーミングがいわゆるウケるコンテンツのネーミングの傾向に則っている、という点も興味深い
たしかにジョーンはいい人、よりひどい人、の方が興味をそそられる
結婚できる男、よりも結婚できない男、のほうがよほど見てみたいし
ネガティブなネーミングも使いようによっては効果的であるみたい