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飼い猫の話

といっても猫を飼っている訳ではありません。             飼い猫になりたいという無い話です。

 来世は猫になりたいという話をよくインターネット限界界隈ではよく耳にする気がしますが、自分は来世ではなくどうせなら今なりたい。来世でも同じことを言っているような気はしますが、やましい思考の根というのは世界や次元をまたにかけただけでは変わらないものだと思います、悲しいけれど。

 自分の数少ない友人には、自分のようなキモい人間に構われる事象を懸念されたし、そのうえ腹を吸われさらにはケツまで嗅がれる可能性があるとしても、それでも、それでも自分は飼い猫になりたい。

 そこそこの収入があって安定しているご家庭で飼われていることを前提に話をさせてください。何故猫になってまで辛い世の中を生きねばならんのだ。

午前4時、ご主人の顔のあたり尻尾でおちょくりながら起床します。睡眠時間を邪魔されるのは人間なら逝ってヨシ案件ですがネコなら許される。

人間様から用意された猫缶を我が物顔で頬張り、猫手で顔をクシクシする。ちゅーるなぞいう贅沢趣向品も嗜みたい。14g4本で1000円弱、思ったより高かった、煙草よりコスパ悪い。最近の猫缶は人間が食べても美味しく、種類も豊富らしいですね。シーフードポータージュですってよ、奥さん。自分が食いたい。

んで、に寝て起きて散歩して優雅気ままに下界を見下ろす。飼い主が美しい容姿だったらなおさら良い、中川翔子にだったらケツを嗅がれてもきっと本望。

…という無い話でした。後に残るは虚です、身にもならない。      なんでこんな話をしだしたか、それはyoutubeのイッヌの行動に字幕をあてるタイプの広告があんまりにもあんまりだったからです。

シンプルに気に入らないと言えばいいのに、天邪鬼ですね。一言で消化できるものならnoteなんてやってない訳で。

己がしょうもなさに死にたくなりました、死にませんけど。       飼い猫に転生させるか、殺してください 



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