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ZOOM M4 MicTrak の使い方《動画編》

最近ではスマホやアクションカメラ、ミラーレスカメラなどなど動画撮影は本当に身近になりましたね。
YoutubeやTikTokなど動画を配信する人もかなり増えています。
そこで今回は動画撮影する時にZOOM M4 MicTrakを使って音声を収録する方法や編集の方法など紹介します。

◆カメラとの連携

M4は入力が豊富でXLRやTRS、3.5mmステレオ(プラグインパワー対応)とさらにLINE OUTもありますのでカメラに入力させることも可能です。
このように動画撮影でM4はいろんな接続方法でいろんな収録に対応できます。

それではカメラとの連携方法を紹介していきます。

スマホやアクションカメラなどM4との連携に使えそうなリグ。

《スマホ》

スマホで撮影する時スマホと繋げてM4のマイクでスマホに入力する方法と別々に収録して後で編集して合わせる方法とがあります。

iPhoneでM4をマイクとして使用する場合USB-Cケーブルで接続可能です。
iPhoneがLightning端子の場合はカメラアダプターが必要になります。

ケーブルを長くとればハンドマイクのように手に持ってインタビューしたり撮りたいものへ近づけることによってより鮮明に録音する事ができます。
またスマホを三脚などに装着してリグを組む方法もあります。

別録りする場合はM4を三脚などに固定して最適な場所に設置しましょう。

私のiPhone 13 Pro Max を例に様々な設置方法を紹介していきます。

スマホホルダー

◯別録り(カメラオフセット)

移動の無い撮影ならM4を最適な場所に設置してそのまま録音するのがいいでしょう。
動きの少ない撮影ではマイクやレコーダー固定でも問題ありません。

動きのある場合でもスタッフがいる場合カメラとレコーダーそれぞれにオペレーションできるなら別撮りが可能です。

別撮りのメリットはやはり狙った音を的確に狙って録れるというところにあるでしょう。
三脚などに設置して運営する場合はカメラに集中できます。

◯カメラリグ

カメラリグとはカメラにいろんなアクセサリーなどを装着してカスタムした機材のことで、スマホ用にもたくさんのアイテムが販売されています。

アタッチメントなどでこのフレームやハンドルにM4を固定して撮影できます。
コールドシューと言われる(ストロボをマウントする部分)に接続するアダプターやアタッチメントで色んなものと一緒にリグを組めます。

注意点としてはスマホのカメラは広角でボディも薄いので上に載せた機材が写り込まないようにしないといけません。

スマホとM4を一体化することによってワンオペで動きのある撮影ができますのでおすすめです。

《アクションカメラ》

insta360やGoProなどコンパクトで高画質なアクションカメラがたくさん発売されていますが、やはりスマホと一緒で内蔵のマイクはあまりよくありません。
そこでM4を活用することで素晴らしい映像が撮影できるようになります。

私はInsta360 One RSとGoProを使用していますのでこの二つを例にして紹介していきます。
そして、二つともマイク接続用のアダプターが発売されていますのでそちらの活用方法も紹介していきます。

◯別撮り

スマホ同様にカメラと別に設置して個別に収録する方法です。

アクションカメラはコンパクトで耐久性も強くどこにでもマウントできてアイデア次第で面白い撮影ができるカメラですので、カメラにいろいろと装着してしまうとその機動性やコンパクトさがなくなってしまいます。

というわけで、固定して撮影する場合や部屋での狭い空間で撮影する場合などは三脚などに設置して収録するのがいいでしょう。

◯カメラリグ

アクションカメラにも拡張性のあるフレームやアタッチメント等が発売されています。

おすすめはトップハンドルを使った持ちやすく機動性のあるリグです。
insta360もGoProも専用のフレームがいろんなメーカーから発売されていますので組み合わせ次第で色んなリグを組めます。

カメラリグにはいろんな接続方法があっていろんなパーツが売られています。どのようなリグを組むのかじっくりと計画を立てて購入しましょう。

M4もカメラリグの一部として組み込めます。
背面に三脚用のネジ穴がありますので1/4インチのネジで色んなリグと接続できます。

ショックマウントを使用したリグ
VRレコーダー用のマウントを使用したリグ
360度カメラもOK

《ミラーレスカメラ》

スマホやアクションカメラ同様に拡張性の高いフレームやアタッチメントがたくさん発売されています。
動画撮影用のマイクも色々と発売されていますが、M4はそれらに負けない便利な機能があります。

その便利機能の一つにタイムコードの入出力があります。
設定をして接続するだけでタイムコードの同期が簡単にできます。あとで編集する時にかなり助かりますね。

◯別撮り

▫︎三脚…M4を固定して収録する場合は三脚やマイクスタンドに設置します。
三脚を使用する場合アルカスイスなどのクイックリリースプレートを使用するととても便利です。
小さいコンパクトな三脚でカメラから見えないところに設置すると邪魔になりません。

▫︎ハンドマイク…被写体が直接手に持って収録する方法です。
確実に近くで録音できます。
インタビューやカメラを固定しての自撮りなどいろんな場面で使えそうです。

アルカスイスのプレートと汎用チーズ
小型の三脚

◯カメラリグ

ミラーレスカメラやデジタル一眼レフなどにケージを取り付けることによって色んなリグを組む事ができるようになります。

カメラごとに専用のケージがありますのでそちらを装着していろんなリグを取り付けてください。

SIGMA FP用のケージ
ケージを装着したところ

このようにケージには沢山のネジ穴が付いていて色んなものをつける事ができます。

ハンドルにそのまま設置

ハンドルには本来外部モニターを設置する事が多いのですがM4を載せてもハンドルは持ちやすいです。

側面に設置

これだとハンドルに外部モニターも設置できます。
重くはなりますがワンオペで撮影が可能です。

底面にプレートを設置

底部にプレートを接続してそこに載せる形でM4を設置。M4の画面が見やすく操作もしやすいです。

ショックマウントを使用

ショックマウントを装着。
これを付けることでハンドリングノイズやいろんな振動から来るノイズを減らす事ができます。

Z型ステー

三脚に乗せることもできるZ型のステーです。これにそのまま設置して置くこともできますし三脚に乗せることもできます。
角度も自由に変えられて便利です。

◆最後に

このようにやろうと思えばいろんな形で運営が可能です。
何をどのように撮影するかで色んなリグを駆使して最適な録音を狙ってください。

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