自分に協力する 2012-08-21



先日テレビを見てた時、ドラマで椅子に座っていた女優さんが勢いをつけて立ち上がっていたのを見て「あ、私こういう立ち方をしなくなった」と思ったのです。



以前は、椅子などに座っている状態から立ち上がるとき、一度沈み込むようにして、「よいしょっ」というように反動をつけて、立ち上がっていたりしたけど、あれって必要ないんだよね。

必要ないというより、自分を疲れさせてしまう動きだったとすら言えるんじゃないかと思うのです。

まぁドラマでは演出なのだろうと思うんですが。



今、たとえば電車で座っていて降りようと思った時の、私なりの現在の手順はこう。

1)頭が前に動いて股関節から前傾

2)重心が足の間にくる、ちょっとお尻が浮く、そのまま足に体重をのせる

3)ひざをのばす



いままで「立つ」という一言で大雑把になんとなく習慣的にやっていた動作を細かく分けて、いかに体のつくりや機能に、矛盾のない動きとしてやるか。

別に今までのやりかたが悪いんじゃない、でも習慣でしかなかったものに、選択肢を与える。

自分の望む、疲れない立ちあがり方を選べる。



先月来日したキャシー・マデン先生は、自分にとってのアレクサンダーテクニークの定義を聞かれ、

「私の構造と意識的に協力すること」

と答えていた。



教師によっては違う定義を持っている人ももちろんいると思うけれど、ふむふむなるほど、それいいね。

そして自分にはそういう新しい面白い「遊び」みたいな気分。



これからもいろいろと試してまいりましょうか。

学び始めて5か月目が終わろうとしております。

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