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私なんかがリーダーになっていいのかと思っている女子に伝えたい


先に結論を伝えます。

いい。むしろなってほしい。

どうせ女性リーダーを増やさないと、とかそういうことだよね。別に私の能力が認められたわけじゃないよね。って思う人がいるかもしれない。

いいんです。それでもいいからぜひのっかってみて欲しい。そして、私なんかと思っている次に続く人たちに伝えていって欲しい。

いいんだよ。むしろなって欲しいと。

といっても、かくいう私自身が自己肯定感の低い、私なんて、の人でした。

マネジメントとリーダー
それぞれの定義は色々ありますが、リーダーシップ(リーダー)= 位や立場によって決まるのではなく、目標達成に向かってメンバーや組織を導く行動力、マネジメント=組織の目標達成に向けて、仕事全体の管理や部下の指導や評価といった管理を行い、メンバーのモチベーションを向上させる役割を持つ。としています。実際にはリーダーシップ要素を持ったマネジメント、など混在していると思っています。

1.いつも自信のない自分

仕事は好きだし、一生懸命だった自負はあるけど、いつもどこかで、あの人はすごい、羨ましい、と思っていました。

第一子を出産し、育休から復帰した直後は、働く時間を周りと同等レベルにしないとと思っている自分がいたことも事実。コロナが始まるまでは、月に1回、関西にいる実家の母にはるばるヘルプに来てもらい、それ以外はシッターさんにもお願いしてやりくりしていた。復帰して約1年後にマネージャーになった時は、独身時代のように頑張った結果が評価されたんだと思ったし、能力は足りないけど女性マネージャーを増やさないといけないんだろうなぁ、と。

実際どうだったかは置いておいて、とにかく私にマネージャーが務まるのだろうか、と日々不安で毎日目の前にあるボールを打ちまくっていました。マネージャーになって見えた世界はメンバーだった頃とは違い大変だったしたくさん失敗もしたけど楽しかったし、あらたに学びたいと思うことも増えた。だから、後悔はしていないし、叶うなら、第二子育休からの復帰後もみたい景色だなと思う。

大変だけど楽しそうだと思った矢先にコロナの打撃。在宅保育をしながら、仕事をしなければいけなくなり、体も心も壊れてかけていった。

その時、自分の状況を上司に話すことができたのはラッキーだった。弱くみられたくない、できない奴と思われたくないと思っていた私にとってはかなり勇気のいることだったけど、心理的安全性高く、私の話を聴いてくれたその当時の上司には今でも本当に感謝しています。

そこから自分を取り戻し、一人で頑張らないスタンスのマネジメントスタイルになっていった。(ここはまた別の機会に書こうと思います)

ここからが本題。

2.認知的多様性が求められる今、あなたのような人が必要


読んでくれているみなさんもご存知の通り、世間では多様化の重要性が問われています。

みなさん、なぜ多様性が必要だと思いますか?

私は、「多様性重要だよね。性別も子供がいても国籍も関係なく受け入れるのが多様性。多様性を受け入れるために、働きやすくしないと。だから人事制度も大事」と、なんとなく言葉だけで理解していました。多様性は、性別や国籍、様々な人を取り入れることだと。

でも違うんです。

多様な考え方を取り入れないといけないんです。

多様な考え方が取り入れらることで、視点や打ち手が多様化され組織が成し遂げたいことが実現しやすくなるから。こちらについては、ワーママはるさんのVoicyがとても分かりやすいのでぜひ聞いてみてください。

https://voicy.jp/channel/862/238986

そう、大切なのは、性別や国籍という人口統計学的な多様性ではなく、考え方の多様性(認知学的多様性)。ものの考え方や見方が違うことが大事ということ。

例えば、「生産性を高める働き方を考えよう!」というお題で10人が集まった場合、「オフィスでオフラインのコミュニケーションが生産性が高まる」という意見を持ち合わせた人、経験からそのことだけを信じている人10人で集まった会議はどうでしょうか?議論はとっても早いですよね。むしろオンラインの良さをそのうちの1人が語り始めると議論は伸びてしまします。それでいいのでしょうか?オンラインで実際に生産性高く働けた経験をもった人の声は聴かなくていいのでしょうか?違う働き方や価値観からでてくる意見がきっかけで、新しい働き方を取り入れ、生産性が高まり、より事業貢献できる、こんなことが起こるかもしれません。

性別や年齢など違っても、同じこと考えで同じ働き方をしていては意味はなく、違う考え方を持っていることが重要です。ワーママだから多様性というわけではなく、独身時代と同じように、もしくは男性と同じようにバリバリ働いているワーママは認知的多様性的には男性なのかもしれません。(第一子復帰後はこれだったなと今になって思います)


3.だから自信を持ってほしい


というわけで、周りと同じような働き方ができない、とか、あの人みたいに論理的に話せないし、、とか不安になる必要はないんです。

なぜなら、多様な考え方は組織にとっては必要なことだから。

子供がいて制限があっても、その中で成果を出そう、そういう働き方をする考え方の人が必要なんです。論理的じゃなくても、思いを中心に話す人がいてもいい。もちろん、バリバリ働く人がいてもいい。多様性なので。

4.共感できなくてもいい。受容しよう


最後に。多様化していくなかでマネージャーの存在はとても重要なってくると思います。(これはまた別で書こうと思う) 組織全体が多様化していくと、自分の考えと違うことに居心地の悪さを感じることもあるかもしれません。なんであの人は優遇されているのか、と。個人個人の意見に共感できる必要はないと思います。私自身も、子供ができるまでは本当の意味で育児をしながら働くママの気持ちは理解できていなかった。むしろ、一人目を出産した後も理解しきれていなかったように思います。

理解できなくてもいいから、そういう考え方もあるんだ、と受け入れる人が増えてほしい。

今、私なんか、と思っているあなたが今後組織でリーダーやマネジメント的な存在になり、本当の意味での多様性を認め合える組織になることを願います。