CPCCの不合格が私にくれたもの
つい先ほどCPCCの合格通知を受け取った。メールを開けた瞬間涙がポロポロ溢れてきた。素直に嬉しい。色んなことを思い出した。前回の試験から約2ヶ月半のことを振り返っておこう。
1回目の試験直後の様子はコチラ▼
お利口さんに生きてきたのよ私は
自分で言うのもなんだが、結構お利口さんに生きてきた。コーチングは、CTIジャパンというコーチ養成機関で、基礎コース、応用コース、上級コースと学びを続けたのだが、特に上級コースは課題が毎回でる。毎回の課題はちゃんとやったし、締め切りにも少し余裕を持たせてやるくらいだった。ちゃんとやるべきことをやれば受かると思ってたのかもしれない。そんなに甘くなかった。
生きている実感を味わった2ヶ月半
前回は試験が終わった瞬間からダメだったなと確信していたものの、本格的にそれを受け入れられたのは、試験後にもう一度自分にもコーチをつけようと体験セッションを受けた時だった。思いっきり泣いて、泣いて、泣いて、その悲しみをしっかり自分で受け取った。
不合格だったので、試験管からレビューを受けられるのだが、これがまた良かった。(事前に試験当日の録音を聞くのはめちゃくちゃ辛かったけど。)
ここで受けた指摘を次のスキルドリル(コーチ仲間との練習会)や実際のセッションで実践していった。コーチングは、コーチの『思い』だけではない。技術と思いが相互作用して作られるものだと実感した。
でも苦しかった。なんどもなんども押し寄せてくるできなかった自分。もう一度特定のスキルを見直そうとCTIが開催している継続学習に即座に申し込み、講義の間二人の子供を見てもらえるようにシッターさんを手配した。リードしてくれる講師に5分デモコーチングされただけでまた号泣していた。(なんや泣き過ぎやな)
苦しさと同じくらい喜びもあった。3歳の娘が、ケラケラと口をでっかくあけて笑う姿に一緒になって転げて笑った。これまでちょっと苦手だった義理の実家に、娘二人を連れて一人で行ってくる!と宣言し、めちゃくちゃ想い溢れる時間を過ごせたのもこの2か月半に起こったことだ。
コーチングで起こった変化
この不合格による心の揺さぶりをしっかり受け止めて行くと同時に、コーチングで不思議な感情が湧いてくるようになった。それは、コーチングの相手(クライアントさん)が、私なんて、という言葉を使ったとき、怒りに似た悔しい感情が湧いてきて何度か泣きながら、何言うてんねん!みたいなことを言ってしまった。なんかめちゃくちゃ悔しくなるのだ。何言うてんねん!あんたがんばってるやん!魂が叫ぶ。
不合格が私にくれたもの
不合格通知は、日々の日常の中に人生を豊かにすることがたくさん転がっていることに気づかせてくれた。特別な自分にならないといけないとか、もっと仕事できる人材になりたいとか常に思うけど、今の自分も大切にしてあげる。泣きたいときは泣けばいいし、笑いたいときはとことん笑えばいい。
すごくすごく辛い時期だったけれど私の人生に彩をくれたCPCCの試験に心から感謝している。
▼再試験直後の気持ち
これからも、クライアントさんが、そして自分自身が、生々しくリアルに感情むき出して一歩踏み出し生きていくことを応援したい。