い草の匂い
新しい畳表の匂い
懐かしい
座敷の畳を新しくしたとき
だから、20年前くらいか
気持ちよくて大の字になって
寝た覚えがある
子どもの頃近所に畳屋さんがあった
おじさんと、おじいさんが二人で
作ってた
藁を棒切れのようなもので揃えながら
とんとんと叩いてた
時には縁を長い針で縫っていたこともあった
大晦日には家中の畳を表に出し
太陽に干すとパンパンはたいて
埃を取った
畳の下には新聞紙が敷き詰めてあって
読んでいたら手が止まってる❗って怒られた
今日来た新品の畳表は御朱印帳の表紙
退院のお祝いにと贈ってくれた
以前いただいた畳表のコースターと
同じ畳店さんの製品
今は和室も少なくなって畳屋さんも様変わり
でもそのお陰で 藺草の田んぼは残っている
天然素材を使うことは農地を活かすこと
そして、土に還るもの
今の若者は生き方とチョイスするものが
繋がっていて気持ちいい