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【Tableau】スマートなレポートを実現。フィルターを使ってテキストの内容を切り替える方法#IF関数

【こんな人におすすめ】

  • ディメンションごとにPPTで文章コメントを入れている人

【この記事を読むとできるようになること】

  • ディメンションごとに文章を切り替えられる

  • 分析レポートを一つのダッシュボードで完結させることができる


今回使うのは「IF関数」です。
こちらのダッシュボードを使って説明します。

左の地域名をクリックすると右下のコメントが切り替わるダッシュボード

【作り方】

①まずはコメントを表示する計算フィールドを作成します。
画面左側にある「▼」→「計算フィールドの作成」の順にクリック

②IFを用いてディメンションごとにコメントを作成します。
基本的には
「IF[ディメンション名]="ディメンションの中身" then"コメント"END」です。
↓をコピペして活用ください。

if [地域]='APAC' then "APACに対するコメント"
ELSEIF [地域]='EMEA' then "EMEAに対するコメント"
ELSEIF [地域]='NA' then "NAに対するコメント"
ELSEIF [地域]='LATAM' then "LATAMに対するコメント"
END

➂作成した計算フィールドをダッシュボードに乗せて完成です。
  フィルターを設定して動くか確認をしてください。


+αのご紹介

上記の設定でディメンションごとにコメントが出るようになりました。
ただし、このままではディメンションを選択していないとき=全体の結果に対するコメントは表示できない状態です。

選択していないときには全体のコメントを表示する設定を説明します。

完成イメージ(選択していないときは全体のコメントを表示)

【作り方】

①まずは全体を示す「全世界」というディメンションを疑似的に作成します。
新規で計算フィールドを開き、以下の関数を入力します。

IF COUNTD([地域])=4 then '全世界' else ATTR([地域]) END

これは、
ディメンション([地域])の個別カウントが4つ(=APAC、EMEA、NA、LATAMのすべて)だった場合は「全世界」とし、
他の場合は「[地域] 」を返してね、という計算式です。
ディメンションの中身の数によって数字の4は変更してください。
※計算フィールドの名前を「地域(計算用)」とします。

②①で作成したディメンションをもとにコメントのIF文を作成します。

if[地域(計算用)]='全世界' then "全世界に対するコメント"
ELSEIF [地域(計算用)]='APAC' then "APACに対するコメント"
ELSEIF [地域(計算用)]='EMEA' then "EMEAに対するコメント"
ELSEIF [地域(計算用)]='NA' then "NAに対するコメント"
ELSEIF [地域(計算用)]='LATAM' then "LATAMに対するコメント"
END

③作成した計算フィールドをダッシュボードに乗せて完成です。
 フィルターを設定して動くか確認をしてください。

以上です。

これをができたとき、Tableauの表現方法は無限大だと感動しました!
試してみてください~~!


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