拝啓、小林賢太郎様
初めてお手紙を認めます。気持ちが抑えられず、言葉が乱暴になるかもしれません。
カジャラ
2016年に始まったカジャラには毎年楽しませていただいてます。この年から4年間毎年カジャラを楽しみにし、今年のカジャラのチケットも無事確保して、心は浮ついていたところです。
2016年突如として始まったカジャラ。久しぶりに小林賢太郎の隣に片桐仁がいて、片桐仁の隣に小林賢太郎がいたこの舞台。私は涙を流すのではないかと思っていましたが、そんなこともなくずっと笑っていました。ずっとです。
このカジャラ、当初はコントマンシップとなっていたものが、時が経ちコント集団になったことは、あなたとあなたの周りの方々の意思が伝わりました。あなたがコント集団と名乗ってくれるのが嬉しかったのです。
今年のカジャラももちろん楽しみにしていましたが、世の中のこの雰囲気もあり、やってくれ開催してくれと願うことしか出来ませんでした。もし中止になっても仕方のないこと。これはこの1〜2ヶ月の状況で折り合いの付け方が徐々にわかってきたことで、なかなか心にくるものはありますが、納得出来るものです。
だからこそ、あなたに言いたい。
あなたはご自身のHPでこういう文章でつたえましたね。
楽しみにしてくれてたみなさん、本当にごめんなさい。
ごめんなさいなんて言わないで。
あなたが、あなたの周りの方々が、あなた方の判断が、間違っているなんてこれっぽっちも思っていません。
5月末から始まる舞台の稽古がどのぐらいから始まるかなんて、あなたのことを好む方々ならわかっています。この状況で稽古ができるわけがない。だから5月の開催なんて無理です。きっぱり言います無理なんです。
あなたが細部にまでこだわりを見せる方で、私はそのこだわり尽くした舞台が好きなんです。少しでもこだわりが欠ける舞台なんて見たくありません。私と同じように、あなたを好む方々の多くはそうでしょう。
だからあなたの、あなたの周りの方々の判断に理解をしているのです。
ひと言、また会いましょうと、
いつも通り、よろしくお願いしますと言ってほしかった。
我儘かもしれませんが、あなたにこの状況でのごめんなさいなんて言葉は似合わないんだ。
さて、次はなんでしょう?
あなたに魅せられる日を、健康でお会いできる日を願って。
敬具