コアな話。

こんにちは。虫(@mmz_mmz_)です。

先日ご紹介させて頂きました、機械軸冥府ネクロについてさらに細かい点に焦点をあてて考察をしていこうと思います。では改めてレシピから。

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ハデスネクロでは絶対に避けて通れない墓地管理。今回はその墓地を一気にブーストしてくれる墓地の塊カード、ソウルコアに着目していこうと思います。

ずばり、最も合理的なコアの切り方は一体いつなのかという記事であります。

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ソウルコアは進化を切ることで一気に墓地を+10してくれる3コストアミュレット。墓地肥やしを必要とするデッキにおいてはとんでもないブーストカードですが、逆にいえば墓地肥やし以外に何も強さがありません。PP回復のないソウルコアは実質3PP分をパスしている状態になります。しかし、冥府を主軸にしているデッキタイプにおいて上手く使うことができればかなり安定した冥府の起動を可能にしてくれます。ですが、この”3PPパス"が直接の敗因となってしまうほどかなりの隙を作ってしまうカードでもあります。冥府軸の燃料と言えるこのカードですが、勝因にも敗因にもなりえる難しいカードです。

ではこのソウルコアは一体どのタイミングで切るのがいいのでしょうか。

まず、何故ソウルコアが必要になるかを考えてください。これは冥府への道完成墓地30に到達するためだけに入っています。どんなに最速に寄せても早くて7ターン目起動、基本的には8〜9ターン目といったところでしょう。であれば当たり前ですがソウルコアによる墓地肥やしが活きるのは7〜9ターン目なんです。実質3コスパス分のディスアドは7〜9ターン目まで回収できないんですね。

例えば、先攻3ターン目にソウルコアを置いたとします。序盤かつ先攻であれば比較的置きやすいタイミングでしょう。ですが、ここで3コスト分動かないということは後攻に3コスト分を与えているということ。先攻はPP1多い分を加味しても3-1=2コスト分の差ができてしまいます。しかも後攻にはEP1+ハンド1の分が与えられていますので、2コスト+αの差を3ターン目から7〜9ターンの冥府起動まで追いかけていく流れになりますね。先攻3ターン目にソウルコアを置くと7〜9−3=4〜6ターンの間、この差のままプレイしていかなければならない。コスト通りにしかほとんど動けないネクロに取っては、この差を埋めながらプレイしていくのがかなり難しい。これによって押し切られて負けるのが冥府ネクロの弱みです。

ここから、ソウルコアによるディスアドを最小限にするように切るという考えが重要になってきます。

冥府ネクロというデッキタイプはゴールがかなり明確です。7〜9ターン目に墓地30を貯めるというはっきりとしたラインがあります。当然ですが、ソウルコアの置くタイミングはこのラインに近ければ近いほど、ディスアドを最小限に出来ます。

ソウルストリームで9ターン目に冥府を起動するというラインを定める→8ターン目にソウルコアを置いて進化がディスアドを最小限にする点においてベストという考えになります。


ポイント①まずは相手のデッキタイプを見定め、そこからゴールラインを決める

ポイント②ゴールラインに最も近いターンでソウルコアを使う


①についてですが、私が紹介しております機械軸冥府ネクロはこのラインをより明確にするために9ソウルストリームによる冥府起動で限定させるように組みました。そのため、ソウルコアは8ターン目において使えればいいと、より単純になりました。また8ターン目までにソウルコア1枚引ければよくなるので、マリガンでは返していいし、デッキには2枚編成でいいというようにもなります。あとはどうプレイしていけば8ターン目にソウルコアを使えるか、進化は残せるか、残せないならソウルコアをエンハンスで使うために盤面にフォロワー残さないといけないなどが肝になってきます。

→ポイント③ソウルコアはマリガンでは返す

→ポイント④置けるタイミングで出したくなるのは我慢。冥府起動の直前で使えるようにプレイングを考えること。

→ポイント⑤構築を練る上でまずは冥府起動のラインをどこに定めるかを決める。そのラインによってソウルコアの枚数やソウルストリームの有無がきまります。


ソウルコアを冥府起動になるべく近いタイミングで使うというのは、もう一つメリットがあります。ケアされにくくするという点です。ソウルコアを置いた時点でほぼ冥府ネクロだとバレます。冥府ネクロだとバレた時点で、相手は盤面の取り合いより顔に来るプランをとります。6ハデスアクセラは必ずケアしてきます。エンジェルシュートはキープされます。冥府ネクロはケアされやすいデッキタイプなのでバレるのが早ければ早いほど不利になります。機械軸冥府はカモフラージュできる点においてもおススメです。進化軸を折り込むのもいいかもしれません。


ここまでのポイントはあくまで理想的な動きです。ソウルコアしか出すものがない場合やコストの余り具合によっては早い段階で出すしかない時も多いでしょう。ですがその場合は敗色濃厚を感じてください。理想から離れた動きに近いほど負ける確率は上がりますし、マリガンや構築の見直しが必要だと私は思います。


ソウルコアというカードはプレイングによっては大きく負けを引寄せてしまうカードです。ですのでソウルコアへの依存度が高い構築ほど、引けないときに弱いし、引けてもプレイングが難しいです。私は機械軸ソウルストリーム型にしたことでソウルコアが引けなくても比較的安定して冥府を発動しやすいような構築を目指しました。構築が定まっていないデッキタイプなので研究の余地がまだまだありますね。また冥府ネクロ は今後の追加カードによってかなりの強化が見込めるデッキタイプだと思いますのでアディショナルや新カードパックにも期待です。


ざっくりとした説明を長々と書いてしまいましたが、これからネクロを使っていこうと考えている方、冥府ネクロの構築やプレイングを試行錯誤されている方の少しでも参考になれば幸いです。またそれ以外のカードのプレイングや構築ポイントも書いていければと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。今回は冥府ネクロにおけるソウルコアについてでした。それではまた。





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