RawTherapee練習 03
- 大阪 / 大阪城
- Sony RX100M3
- RawTherapee 5.7
加工前
加工後
今回の加工ポイントは
- 曇天模様な色味をはっきりさせたい
- 曇天感を打ち消したい
- 真ん中を強調したい
上記を意識して加工してみました。
作業
今回はRawTherapeeに標準で備わってるプロファイルをもとに色々手を加えました。
この画面でいうと右上の処理プロファイルの部分から
付属のプロファイル > Pop > Pop 1 を選択すると今回の加工っぽくなります。
まずは最初の露光補正系のタブから触っていく。露光量補正を1.0に変更して明るくする。しかし、白飛びが酷いので、ハイライト圧縮を70にして色味をはっきりさせる。ぼやっとした印象だが明るくはなった。
ハイライト復元をONにしてみる。良くなった気がする。
次にちょびっとトーンカーブを触ってみる。黒をはっきりさせたいので、左下だけを少し落としてみる。
トーンマッピングを触ってみる。これを触ると画像の線がはっきりして来る。値は最後に紹介。
ビネットフィルターを触ってみる。これは画像の端を暗くして、相対的に中央が目立つように加工するものらしい。大阪城へ注目が集まるようになった。
L*a*b*調整を触ってみる。そもそもなんだコレ。Lab色空間という、色を表現する考え方の1つらしい。既存プロファイルを参考に多少触ってみると、曇って見えた画像の色味が強くなった。
高度な機能タブへ移り、CIE色の見えモデル2002を触る。既存プロファイルで触られてなければ一生触らなそうな設定だ。もはや説明出来ないので、気になった人はこちらをどうぞ。
既存プロファイルと同様にトーンカーブ、明度を変更し、カラーカーブ、鮮やかさを変更。ほぼ勘で変更していくといい塩梅になった。
最終調整値とまとめ
露光補正より
- ハイライト復元 方式ブレンド
- 露光量補正 1.0
- ハイライト圧縮 70
- トーンカーブ
トーンマッピングより
- 強さ 0.25
- スケール 0.50
ビネットフィルターより
- 強さ 1.00
- フェザー処理 40
- フィルター形状 70
L*a*b*調整より
- カーブ 中央を少し下げた
CIE色の見えモデル2002より
- トーンカーブ 明度
- カラーカーブ 鮮やかさ
カーブについてはそれぞれ画像を見て下さい。表記してない項目はデフォルト値です。
おしまい。