志磨遼平《ぼくだけはブルー》
志磨遼平(毛皮のマリーズ/ドレスコーズ)の自叙伝、《ぼくだけはブルー》。
すごく悲しい読後感だった。
当時なーんも知らずにドレスコーズに熱狂し追っかけをしていたわたしにとって、メンバー脱退までの流れにはゾッとした。今までずっと納得がいってなくて、「志磨遼平の馬鹿!」って憤ってたけど、読んだら謝りたくなった。
メジャーアーティストって会社を儲けさせるという前提の上に成り立つんだなっていう当たり前に気付かされた…その上でいつもかっこよくいてくれてありがとう。繊細で争いがきらいな優しい魚座の一面があることを知らなかった。志磨さんの気高さと、ユーモアと、優しさが大大大大大大好き。
おこがましいけど、志磨さんの言語感覚に影響を受けていると思う。それと自らのユーモアに救われたり励まされたりしながらひとりで平気な顔して生きるところ。わたしもそのようになりたいです。
(2024/09/30)
(もうちょっと追記する予定)