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Quest3およびQuest3Sのジョイスティックのドリフトを完全に直す(ジョイスティック交換)

ジョイスティックにエレクトリッククリーナーやら接点復活剤やらを吹くのをやめろ 交換しろ 安いから



さいしょに

ぼくはジョイスティックにエレクトリッククリーナーやら接点復活剤を吹くのは嫌いです(思想強め、アブラマシマシ、声ネチャネチャ)

根本解決になってないし、おそらくジョイスティックの中にはグリスなりなんなりが入ってるだろうからそれを洗い流して、しかも基板を汚すのはどうなの?っておもってる

できることなら交換で直すのがいいと思う

Quest3コントローラーの分解動画もある
これ見ろ全部わかる

本稿では交換における注意点とかに重点を置いて説明を行う
分解方法も注意点も上の動画にまとまっているけれど日本語での簡単な解説といったところ

動画を見てわかるひとなら以降は読む必要は無い

必要なもの

・だめだと思ったときにちゃんと引き返して止めとく判断

最も重要、壊してしまっては元も子もない

・ジョイスティック

AliExpressで売ってる
ぼくが買ったときは1個367円でまともそうなショップだったのでここから買った
今は700円くらいになってるから別のショップから買うのもいいと思う
安いし不良品当たったりしたら嫌だから4つとか5つとか買っとくといいかも
ちなみにQuest2と3で共通らしい

・T5ドライバー

ネジはすべてT5で統一されている(ふつくしい・・・)

・ピックとスパチュラとピンセット

無いとつらいかも

IFIXITのツールキットをぼくは使ってる
これ作りはゴミカスでIFIXITは恥ずかしくないんか???とおもうけどまあ必要十分は揃ってて使える
ツール類を持って無いなら1セットあると役に立つかもしれない、一生役に立たないかもしれない、これ自体はまあ おすすめはしない すきなの買え

分解

※以降は右手側コントローラーのみの説明とする、左もほぼ同じのため

STEP1 電池の蓋を外す

外すだけ

STEP2 ネジを隠しているシールをなんとかする

上の動画では全部剥がしているけどぼくは穴を空ける方式を取った
シールをピンセットなどで突付いて穴を広げる形でいいと思う
この時点でたぶん保証は無くなるとおもう

ネジ4箇所、赤丸部がシールで隠れている箇所


STEP3 天面の黒い蓋を外す(鬼門)

これが難しいかも、まず画像を示す

ピックとかを突っ込む、いっぱい数を突っ込む等して浮かせるとよい
こんなかんじ、IRに注意

おそらく1番の鬼門だろう


注意点
コントローラー側にIRと思われるリボンケーブルが入っている
天面の蓋は両面テープとちょっとしたツメで止まっている
黒い蓋側に配線は無いが指置き判定の板が入ってる

まずピックなどをメニューボタン付近に差し込み、少しずつ浮かせる
黒い蓋は1cmくらいまでなら変形させても割れたりしないのでメニューボタン側から引っ剥がす感じ

このときピックを差し込むのは電池カバーの切り欠きのところまでとしたほうが安全

出っ張っているIRのLEDが一番壊しやすいポイントかも

ガリガリと周囲にピックを通すのでは無く、焦らないでゆっくり浮かせていくと少しずつ剥がれていくとおもうからがんばって
ツメについてはそんなに気にしなくてもいいと思う…と思ったけど1個折ってないか?ぼく

折れてないか?

まあ両面になってるし取れそうな感じもしないからまあ…ええかといったところ

STEP4 ネジを全部外す

写真を撮っていなかったので先駆者おじさんの動画から画像を拝借
全9箇所、大きさはすべてT5

動画から拝借、赤丸部だけ全長が長いネジ、いずれもT5
赤丸部3箇所がシールで隠れている

STEP5 グリップトリガー付近の蓋を外す

画像の矢印方向に浮かせて、電池側からパコッと外す
どうやって止まっているのかあんまりよくわからないけど過度の力はいらない、パコッと外れる
メイン基板とトリガー側とグリップトリガーの蓋の3つでなんかうまいことハマってるのでハマり方をよく観察して外す
組み直すときに困らないように(そんなに難しくは無い)

最初に矢印方向に蓋をずらして、メイン基板を上側に少しずらしつつ外す
電池側に指をかけてグリップエンド側へパコッと外れる


STEP6 各種コネクタを外す

ここまでくれば天面基板、外装部、電池ホルダーの3つにバラける
それぞれ配線がつながっているので外そう

バイブレーターコネクタ、刺さっているだけ、線を引っ張るのではなく先の尖ったもので優しくこじるとよい
URFケーブル?コネクタとメインコネクタ
リボンケーブルコネクタはすべてケーブル差し込みの逆側にラッチがついていて、それを跳ね上げるとロック解除、戻すとロックになる方式、力はいらない、力はいらない(重要)


STEP7 メイン基板分解

バラそう
コネクタはメインコネクタと同様、ネジもT5で共通サイズ
トリガー指置き判定用と見られる接点がバネ式で基板と接触しているので気をつけよう

赤丸:コネクタ、橙丸:T5ネジ、青丸:トリガー指置き判定用と見られる接点
外れる、バネがビョイ~ンってなることも無い、イイネ!


STEP8 ジョイスティックを外す

これまた共通サイズのT5ネジで止まっているだけ
とても良い

ジョイスティックとそれを止めているT5ネジ、ボタン類はハマるようにしかハマらないようになっている
ジョイスティックのきのこ部分は引っ張れば外れる、左は交換用の新しいジョイスティック
指置き判定用と見られるバネ金具は簡単に外れるので力入れずに外そう、力はいらない(重要)


STEP9 組み立て

この記事を逆から読んで組み直せ
注意点はSTEP7のトリガー指置き判定の接点、基板の接点とバネ部の順序にきをつけて

直る、もしくは壊れる

直るとうれしいね
特に初期セットアップ等は無い
感度を既に制限している場合はリセットするとよいだろう

https://x.com/i/status/1860264418753536219

https://x.com/i/status/1860264911357771956

↑直ってうれしいおじさんの動画、たぶんTwitterのメディアをすべてセンシティブ判定にしているためサムネイル表示できない

謝辞

ありがとう先駆者おじさん


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