『リンバロストの少女』を読んで海外作品の女性像の描き方について思うこと
こんにちは
今日は昨日読了した、『リンバロストの少女』について今日は書き記しておきたいと思います。
こちらの本はジーン・ストラウト・ポーターという博物学者の女性が書いた本。
もう100年以上も前の古典文学。村岡花子さん訳の本を読みました。
その主人公、エルノラのたくましさ、聡明さ、優しさ、その描かれ方に驚くとともに、読書の素晴らしさの一つはこういう新たな世界を擬似体験できることだったなと再認識できる本でもありました。
少女エルノラがレディになるその成長、そして三角関係にも発展する恋愛も描かれています。
そこでもエルノラは決して媚びず、自分を強く維持して、相手を尊重する、その一方で心の苦しさはもちろん経験する。
こういう人間の本質的な描かれ方、女性として成長していく様
エルノラを囲む母親、恋愛相手フィリップについても同じ。
読書によって世界観の彩りがより豊かになる、少女達の生き方の道しるべとなるような本でした。
娘に読ませたい本が一冊できました。