誰かを想うこと。
最近、少し落ち込むような出来事があった。それは、対人関係についてのいろいろ。
でも、私よりももっと落ち込んでいるのは、きっと相手のほう。
たくさん泣いて、たくさん怒って、運動して、感動する何かを観て、疲れて眠って。
そうやってたくさんの刺激を受ければ、私なんてものは、すぐに忘れてしまう。
今回も、最初は自分が立ち直れるか不安でいたけれど、夜になる頃には、「何にそんなにショックを受けていたんだろう」と感じるほど、立ち直っていた。
けれども、相手はそうではない。
見えない不安を抱き、モヤモヤした気持ちに景色を塞がれ、多分、死にたいような気持ちになって、でも今死んだとしても、誰かに迷惑がかかると思って、そんなことはしたくない。
もちろん、それを直接聞いたわけじゃない、ただの私の妄想。
そして、私には理解はできても、一生共感はできないようなことなのかもしれない。
けれど、そうやって相手のことを思っていなければ、
私も自分の価値を見失い、生きている意味という幻が、本当に消えてしまう。
人は誰かを想うことで、悩み、葛藤し、嫌悪するけれども、
人は誰かを想うことで、今日も生きていられる。
だから
誰かと一緒に生きていくことは幸せなんだ。