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不妊治療とはなんぞやと。

例えば日本の後進国っぷりを他国と比較して説明してくださってる方がいたり、
現在進行形でご家族での取り組みを教えてくださる方もいらっしゃる中で、
我が家の話は参考情報としては随分と希薄になってしまうなぁとは思うところですが、
経緯や動機は一つの例としてあっても良いのかと思って、本稿を書き始めました。

我が家は子供を授かれないから始めたのではなく、
子供を授かりたいから不妊治療を始めました。

入籍したのが約2年半前、
親族のためにもやっぱり式はあげないとと
入籍から1年後に予定するも
コロナ第1波と重なり約半年の延期…
周囲に助けてもらって無事挙式となりましたが、
この時点で妊活プランは予定外の事態なのです。

現代医学へは多大なる期待を寄せてはいますが、
妻が30歳を迎える前に入籍したのも
妊娠・出産も見据えてのことだったので、
結婚式が終わった頃には妻は2つも歳をとっていました!(ありゃりゃ…)

入籍前はお金もかかるし結婚式はしなくてもと、
考えた時期は遥か彼方…
挙げて良かったと今でも心から思うけど、
終わってホッと一息ついた途端、
妻が焦っているように感じました。

最初は妻が1人で産婦人科へ通い、
排卵についてよく注意を払い、
筋肉注射をして帰ってくるのを見ていました。

お金や時間も消費しますが、
何より妻の心が擦り減っていくんじゃないか
そう思って通院日には有休を半日取って、
デートついでに産婦人科に行くようになったのが
おそらく我が家の不妊治療の始まりだと思います。

妻を通してお医者さんの説明を聞き、
勧められて精子量を計るのに泌尿器科に通い、
市区町村の不妊治療に関する補助金申請をと、
約9ヶ月間を過ごして今日を迎えております。

我が家は不妊検査でネガティブな報告は受けず、
きっと大丈夫と思える状況でしたが、
それでも自分たちに言い聞かせるように
日々身体の変化に気を配り生活していました。

そら、奥さん1人に背負わせたら辛いて!

できへん、できへんと悩むも夫に言えない方や、
若いときから交際結婚の結果、レス気味な方や、
いろんな事情を背負った奥さんがいるでしょう。

体外受精や人工授精に対する知見も求めないし、
奥さんが産婦人科受診中はら外で待つことになるかもだけど、
授かりたいと願う世のご夫婦が、
ポジティブに不妊治療と付き合えたら素敵やなぁ。
月1回のデートプランに入ったらすごいなぁ。
通院後のカフェでお互いを労えたら素晴らしいなぁ
とカフェラテすすりながら思いふける週末でした。


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